<日本で大成功した中国人>世界で日本人を最も多く雇用する正真正銘の「日本式社長」

Record China    2016年12月20日(火) 11時52分

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華僑団体の優秀なリーダーは、往々にして事業を成功させるだけの熱意と求心力と行動力を持つ人物である。勿論、今日の日本における四大華僑団体の一つである日本中華総商会の厳浩会長もそうした人物の中の筆頭である。

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<結晶>積極的な雰囲気の華僑団体のリーダー

厳浩のもう一つの重要な身分は、日本の華僑団体のリーダーである。1990年代末、日本での華人企業の増加に伴い、組織化して華人企業家のパワーを結集し、日本での中国人のイメージアップをはかろうという声が高まった。1999年9月9日、厳浩らが発起人となって日本中華総商会が設立され、厳浩は副会長に就任した。2年後彼は会長に推薦され、2009年には再度会長に選ばれ、現在に至る。

日本中華総商会の歴史はまだ浅いとはいえ、厳浩個人の独特の魅力と突出した運営能力によって、多くの優秀な在日華人企業家が集合しただけでなく、2007年に神戸で開催された第9回世界華商大会を主催して、成功に導いた。まさに厳浩は日本中の華人から尊敬を集めるビジネス界のリーダーとなった。彼は毎年中華総商会のメンバーを率いて中国人民代表大会華僑委員会、国務院華僑弁公室、中国工商連合会、中華海外聯誼会などを訪問し、在日華人企業家の新しい姿をアピールしながら、祖国との連携交流を強化し続けている。

2015年より、中国は中高速の成長となる「ニューノーマル」な経済へとシフトした。いっとき中国経済崩壊の論調が拡がり、中国経済の行方は曇ると見る人たちがいた。構造転換はどう転換するのか。ニューノーマルはどのような形態なのか。多くの在日華人企業家もこうした問題について考え悩んでいた。厳浩は以下のように考えている。

経済の構造転換は難しい。一つの企業でも構造転換は簡単ではないのに、中国という大きな国ではなおさらだ。構造転換には痛みが伴う。構造転換に力を入れれば入れるほど痛みは大きくなる。しかし、責任を負う政府は同時に社会を動揺させず、安定を維持しなければならない。このバランスをとることは大変難しいことだ。過去30年間、中国は主に不動産投資、インフラ建設で経済を牽引してきた。しかし、このモデルは無限に拡大することは不可能であるし、未熟な成長モデルである。いわゆるニューノーマルというのは、中国の国民、企業、産業、経済がすべて成熟に向かうことだ。この成熟には別の面の成熟も含まれている。それは消費の成熟である。

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