シルバー経済



   

中国語:银发经济(yínfà jīngjì)

【意味】


「銀髪」は、中国では高齢者、シニア層を指す言葉で、銀髪経済は「高齢者を対象とした経済活動」という意味になります。

【新語誕生の背景】


「銀髪」という表現は、日本から来たことばです。日本の「シルバー」は髪の毛の色から来た言い方で、その言葉が中国に伝わり、「銀髪」という表現に戻りました。

シルバー経済の対象となるのは、だいたい定年退職をした世代です。日本では60歳以上の人は人口の約36%で、4500万人弱です。2024年のデータによると中国の60歳以上の人口は、総人口の22%で、3億1000万人を超えています。今後も、毎年およそ1000万人ずつ増え続ける見通しです。

中国では、定年後、子供と同居して孫の世話をする人が全体の約6割を占めます。普段は広場ダンスを楽しんだり、公園で運動したり、買い物をしたりする人が多いです。旅行も流行っており、最近は「スロー旅行」や「シルバー列車」が人気を集めています。

銀髪経済は、医療や介護の分野でもいろいろなサービスが出てきています。最近はオンライン診療やスマート技術を活用した介護用品なども続々と登場しています。例えば、認知症の方が迷子にならないようにするスマートブレスレットや、転倒を検知して知らせるスマートウォッチなどが話題です。中国のシルバー経済の規模は2035年までに30兆元(約595兆円)になり、GDPの10%を占める見込みです。(ソース/CRI)

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