韓国で増える熟年離婚、男性の4割が「捨てられる前に自分から…」―韓国紙

Record China    2014年11月14日(金) 16時37分

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13日、韓国で熟年離婚が年々増加しているが、男性の4割が「捨てられる前に…」と自分から離婚を申し出ていることが分かった。写真は韓国。

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2014年11月13日、韓国紙・中央日報によると、韓国で「熟年離婚」が年々増加している。妻や娘の意見が自分に否定的に感じられるようになり、耐えられなくなってしまう男性が多いという。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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韓国家庭裁判所の裁判官など専門家の分析によると、熟年離婚の4割が夫側から申し出たもの。50〜69歳の男性が離婚を申し立てた件数は、2012年には365件だったが、2013年には622件と倍増している。「子どもが成長してから」「夫が退職したら」というのが熟年離婚の一般的なケースで、財産分与で女性が権利を主張しやすいためだとみられる。

しかし、実際には男性の側から離婚を切り出すケースも少なくなく、今後はさらに増加すると予測されている。ある弁護士は、離婚を考えている男性の話を聞くと、「衰えてきて、ないがしろにされる」のが最も多い不満だと話す。裁判所の受理する50歳以上の男性が申し立てる離婚の多くは「家庭内で粗末に扱われる」ためだという。

退職後、家庭内での立場が急落し、妻からいつ離婚を切り出されるか不安になり、「捨てられる前に、自分から別れたい」と考える男性が多いという。韓国家庭法律相談所の専門家は、その背景には経済的な原因があるとし、「ここ数年は、リストラされたり、事業に失敗したりして、経済的に困窮した男性が専業主婦の妻に不満を持つようになるケースが増えている」と指摘した。

また、60〜79歳の高齢層では、男女関係に積極的な傾向が強いことも離婚の原因になっている。ある離婚弁護士は「近ごろは60〜79歳の高齢者も40〜59歳の人と同じくらい健康で、異性への関心もある」と話している。(翻訳・編集/岡田)

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