中国で「逆張り旅行」がブーム、その背景は―露メディア

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18日、環球時報は、中国の観光業界で「逆張り旅行」という新たなトレンドが生まれたとするロシアメディアの報道を紹介した。

2025年8月18日、中国メディアの環球時報は、中国の観光業界で「逆張り旅行」という新たなトレンドが生まれたとするロシアメディアの報道を紹介した。

記事が紹介したのはロシアのニュースサイトmoneytimesの15日付文章。文章は中国で多くの人が押し寄せる有名な観光地を避け、あえて比較的知られていない、静かで辺鄙な場所を訪れる「反向旅行」(逆張り旅行)がトレンドになっていると伝えた。

そして、このトレンドの担い手が若者世代であり、「00後」(2000年代生まれ)の70%以上が「人混みが避けられ、リラックスできる上、写真に他人が映り込むこともない」という理由から「反向旅行」を選んでいると紹介。その背景には、中国の有名な観光地は慢性的に激しく混雑しており、数週間前からの予約が必要なこと、そして人の多さにより非常に騒がしいことがあると説明している。

文章はその一方で、新たな文化現象となりつつある「反向旅行」が実は大いなるパラドックスを秘めており、誰も知らないような「秘密スポット」を発見したとSNSに投稿することでたちまち現地が人気観光地化してしまうと指摘。その例として、これまでマイナーだった河北省邯鄲市が昨年SNS上で注目の「反向旅行」スポットとして紹介されたことにより、今年5月のメーデー連休には観光客が爆発的に増加したことを紹介した。

文章は最後に、「反向旅行」を好む若者たち自身は、自らの投稿が訪問先を新たな人気観光地へと変化させていることに気づいていないかもしれないとした上で、その行動が現地政府すら予測できないほど地域の姿を一変させてしまう力を持っているのだと評している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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