韓国で女性人口が初めて男性を上回る見込み、男尊女卑の観念が薄れたことが原因―韓国紙

Record China    2014年6月28日(土) 19時34分

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27日、韓国では来年、女性の人口が初めて男性の人口を上回る見込みだ。背景には、男尊女卑の観念が薄れて男児の出生率が減少したことや、女性の寿命が男性よりも長いことなどがある。写真は韓国。

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2014年6月27日、韓国紙・中央日報によると、韓国では来年、女性の人口が初めて男性の人口を上回る見込みだ。背景には、男尊女卑の観念が薄れて男児の出生率が減少したことや、女性の寿命が男性よりも長いことなどがある。中国新聞社が伝えた。

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韓国統計庁が26日に発表したデータによると、韓国では来年、女性人口が2531万5000人となり、男性人口(2530万3000人)を上回る見込み。女性人口が男性人口を上回るのは1960年に統計を開始してから初めてで、今後さらにこの差は広がり、2030年には男女人口比が98.6:100になると予想されている。

女性人口増加の原因には、男尊女卑の観念が薄れてきたことによる男児の出生率の減少や、女性の寿命(平均84.6歳)が男性(同77.9歳)よりも長いことなどが挙げられる。韓国では昨年、100歳以上の高齢者3485人のうち、約85%の2953人が女性だった。また、最近は「女の子を生むための秘訣」を試す新婚女性も増えている。

こうした状況について、韓国女性政策研究院は「韓国では女性の社会的地位が依然として低く、女性の人口比率が上がったとしても実際の意義はない」と指摘した。事実、13年の韓国女性の経済活動参加比率は50.2%しかなく、男性(73.2%)と比べて依然として非常に低いのが現状だ。(翻訳・編集/HA)

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