「Love Letter」は中韓でもブーム、岩井俊二監督「心も50歳なら青春映画は作れない」―中国紙

配信日時:2014年6月22日(日) 21時40分
「Love Letter」は中韓でもブーム、岩井俊二監督「心も50歳なら青春映画は作れない」―中国紙
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20日、岩井俊二監督はこのほど、「今でも17、8歳の時の感覚を思い出す。永遠に『若い監督』の状態を保ちたい。もし心も50歳であれば、青春映画を作ることはできない」と語った。
2014年6月20日、開催中の上海国際映画祭で最優秀作品賞「金爵奨」を競い合うコンペティション部門の審査委員を務める岩井俊二監督(51)は、「今でも17、8歳の時の感覚を思い出す。永遠に『若い監督』の状態を保ちたい。もし心も50歳であれば、青春映画を作ることはできない」と語った。青年報が伝えた。

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「Love Letter」(1995年)のヒロイン藤井樹がもし今50歳だったら?という質問に、岩井監督は少し考え込んでから、トレードマークの長い髪を触りながら、「藤井樹は母親になっているだろう。藤井樹を演じた女優の中山美穂に会っても、20年前と何も変わっていないと感じる。同作品で老人の役を演じた役者は当時すでに50歳だった。つまり、私ももう老人ということ。45歳の時から、年を取ったと感じるようになった」と静かに語った。純愛映画を得意とする岩井監督も、今では中年男性となり、長い髪には白髪が交じるようになっている。それでも、「年を取らないようにすればいい。もちろん、本当の意味でそうすることは不可能だが、心が老けるのは止められる。私の精神年齢は28〜33歳くらいで止まっていると思う」と笑顔で語った。

「Love Letter」は当時、世界中で話題を呼び、多くの人の涙を誘った。中国と韓国では特に人気で、今でも舞台の小樽を訪れる人が多い。「『初心』というと、18歳の時の『映画を撮りたい』という強い願いを思い出す。今でもあの時の自分のことはよく分からないが、1人の女性にほれ込んだような思いになった。だから、今でも17、8歳の時の感覚を思い出す。永遠に『若い監督』の状態を保ちたい」と、岩井監督はゆっくりと言葉を選びながら語った。

「心が老けることがないように」努力する岩井監督。自身が語る「精神年齢28〜33歳」はちょうど 「Love Letter」を撮った年齢だ。「もし心も50歳であれば、青春映画を作ることはできない。最近、日本の高齢の役者に会った。彼は私が子供のころに青春映画に出演し、とても有名だった。その彼が、『今、若い時より力があり、活発になっている』と言っていた。その様子にはとても驚いた」と岩井監督。

映画監督の道で成功した岩井監督は、自身の経験について、「私達一人ひとり、各個人は、この世界で自分の仕事を選ばなければならない。もし映画監督を職業にするなら、それを長く続けるのは至難の業だろう。映画製作をしたいなら、それに徹底的に打ち込まなければならない。そうして初めて、自分が作ったものを他の人に提供し、見る人に自分が努力したことを感じてもらえる」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/TF)
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