韓国の「韓中文化村」構想、地元住民はよく分からず、反対運動続き企業も撤退―仏メディア

Record China    2021年5月27日(木) 0時20分

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韓国江原道では「韓中文化村」建設計画が存在するが、さほど進展はないようだ。地元住民は計画をよく分かっていないが、反対運動は続いている。

フランスメディアのRFIは21日、韓国江原道の「韓中文化村」建設計画の状況を紹介する記事を報じた。地元住民は計画についてよく分かっていないが、一方で反対運動は続いている。韓国側の主要参画者だったコーロングループは同プロジェクトから、すでに撤退した。

「韓中文化村」の所在地は首都・ソウルから約100キロ東にある。記事によると、建物数棟と大きな空地があり、子どもらが遊んでいたという。江原道政府は同計画を「韓中文化村」と称しているが、反対者は「チャイナタウン」と呼んでいる。

「韓中文化村」計画が宣言されたのは2019年だが、地元の人は同計画について分かっていないという。記事によると現地住人は、「ここがチャイナタウンのプロジェクトの対象とのことだが、具体的なことを知らない。知っていることが少なすぎて、賛成とも反対とも言えない」と述べた。現地住民の大部分は、この土地が地方政府の所有地だということぐらいしか知らないという。

一方、「韓中文化村」の影響が最も“激烈”なのは、10キロほど離れた江原道政府所在地の春川市だ。政府ビルの前には、プロジェクトの撤回を呼び掛ける横断幕が掲げられている。取材を受けた喫茶店の経営者は「中国人がたくさん来れば、この地の文化が破壊される。『郷に入っても郷に従わない』人々だからだ。キムチや韓国伝統服の関連を見ても、中国の韓国に対する意図、韓国文化に影響を及ぼそうという願望が明らかだ」と述べたという。

中間のネットユーザーは伝統衣装や食べ物の起源をめぐってしばしば争っている。中国側については、「文化的覇権」の意図があるとの見方もある。記事によると、現地の飲食業関係者は「ネットでは中国人の他の土地でのやり方を説明する人がいる。中国人は極端で、現地の習慣を尊重しない。金もうけの仕方も嫌われている。この土地の人は純朴で、中国人がやって来たら、その単純さが利用されるかもしれない」と述べたという。

韓国側の主要参画者だったコーロングループは同プロジェクトから、すでに撤退したという。(翻訳・編集/如月隼人

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