米マーベル新作「シャン・チー」で初のアジア人ヒーロー、俳優シム・リウの注目度が急上昇

Record China    2021年4月23日(金) 18時0分

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今年9月に全米公開予定のスーパーヒーロー映画「シャン・チー」がこのほど、第一弾となるトレイラー映像を初公開。主演の華人俳優シム・リウ(劉思慕/ Simu Liu)への注目度も高まっている。

今年9月に全米公開予定のスーパーヒーロー映画「シャン・チー」(上気/Shang-Chi)がこのほど、第一弾となるトレイラー映像を初公開。主演の華人俳優シム・リウ(劉思慕/ Simu Liu)への注目度も高まっている。

マーベル史上初のアジア人ヒーロー映画「シャン・チー」は、カナダ籍の華人俳優シム・リウが主演し、香港の俳優トニー・レオン(梁朝偉)、女優オークワフィナらが出演。昨年、新型コロナウイルスの感染拡大が撮影に影響したことで2回の公開延期を経て、今年9月3日から全米公開予定となっている。

主演のシム・リウは中国・黒竜江省出身の32歳で、5歳からカナダで育った。名門のウェスタン・オンタリオ大学を卒業し、世界最大の会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツ(DTT)で働いていたが、並行して行っていたモデル業から俳優へと転向。2016年のドラマ「キムさんのコンビニ」で知名度を上げた。また過去にはスタントマンとしても活動し、米人気バンドFall Out Boyの「Centuries」のMVでも、メンバーの代役を務める姿が確認できる。

トレイラー映像の初公開とともに、中華圏でもシム・リウへの関心が高まり、SNSでファンとやり取りするコミカルな言葉、ユーモアのセンスに魅了される人が続出している。このほどSNSで、モデル時代に会計事務所や英語テキスト、スポーツジムなどの宣伝広告に頻出していたことをファンに暴露されると、「1回で120ドル(約1万3000円)も稼げた」」「会計事務所には9カ月しかいなかったので、僕の写真は使わないほうがいい」などと自ら気軽に語っている。

米エンタメ誌「バラエティ」の報道によると、「シャン・チー」の主演俳優は①30歳以下であること、②対象はアジア人全般ではなく華人男性であること、が必須条件だった。選考当時は29歳だったシム・リウはこの条件をクリアし、さらにテコンドーや中国武術の詠春拳を使えることも主役の座を射止めた大きな理由となっている。(Mathilda

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