韓国ソウル、世界の都市成長見通しランキングで30ランク下落=ネット「政策のせい」「十分成長したから」

Record China    2021年3月11日(木) 6時20分

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10日、韓国・ニューシスによると、最近5年間でソウル市の都市競争力が大きく下落したとの分析結果が発表された。写真はソウル。

2021年3月10日、韓国・ニューシスによると、最近5年間でソウル市の都市競争力が大きく下落したとの分析結果が発表された。

記事によると、韓国の全国経済人連合会は同日、米コンサルティング企業A.T.カーニーの「グローバル都市報告書」と日本の森記念財団の「世界の都市総合ランキング」を分析した結果を発表し、「ソウルの都市競争力は経済的要因により持続的に下落している」と指摘した。

ソウル市は、A.T.カーニーが企業活動と人的資本など現在の都市競争力の水準を評価したグローバル都市指数で2015年に11位を記録したが、昨年は17位に下落した。また、経営しやすい環境や行政能力など未来の成長潜在能力を評価するグローバル都市見通しランキングでは、同期間に12位から42位に30ランク下落したという。

森記念財団の都市戦略研究所が世界の主要40都市を対象に経済、研究開発、文化・交流、住居、環境、交通・アクセス性を評価した世界の都市総合ランキングでも、ソウル市は同期間に6位から8位に下落した。国内総生産成長率と賃金水準、人材確保の容易性など13の指標で構成された経済部門で順位が大幅に下がったという。

全国経済人連合会のキム・ボンマン国際協力室長は「最近3年間で外国人の投資が持続的に減少している状況の中、経済活動の側面が都市競争力の低下につながると懸念される」とし、「ソウル市がグローバル競争において遅れを取らないためには、投資・経営の改善と首都圏の規制革新など新たなモメンタムが必要だ」と指摘したという。

これに韓国のネットユーザーからは「無能な人が約10年もソウル市長を務めたせい」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領と朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長がソウル市を滅ぼした」「このまま左派に運営を任せていたらソウル市は地図上から消えてしまう」など、政策への批判的な声が数多く寄せられている。

一方で「十分に成長したから成長見通しランキングで下落したんだ。テストで90点をとった子がどんなに頑張っても大して成績が上がらないのと同じ」「逆説的にソウルに人が集まる現象は何?」「日本のランキングは信じられないな」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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