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「尖閣奪還作戦含む可能性も」と韓国紙、26日から日米共同統合演習「キーン・ソード21」

配信日時:2020年10月16日(金) 13時20分
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大規模な日米共同統合演習が10月26日から日本周辺で行われる。韓国紙は沖縄県・尖閣諸島が中国に占領された場合を想定した「奪還作戦」が含まれる可能性が高いと伝えた。写真は防衛省FBより。

日本への武力攻撃事態などに備えた米国との大規模な共同統合演習「キーン・ソード21」が10月26日から11月5日までの間、日本周辺で行われる。韓国紙は中国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)が占領された場合を想定した「奪還作戦」が含まれる可能性が高いと伝えた。

日米共同統合演習は1985年度に開始され、実動演習と指揮所演習を交互に実施し、実動演習は2020年度で15回目。防衛省によると、カナダ海軍の艦艇も参加するほか、英国、オーストラリア、フランス、インド、フィリピン、韓国から在京駐在武官をオブザーバーとして招聘(しょうへい)する予定という。

演習には自衛隊側から隊員約3万7000人、艦艇約20隻、航空機約170機が参加。「日本版海兵隊」とも呼ばれる陸上自衛隊の水陸機動団や西部方面航空隊、海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」「すずつき」なども加わる。米側はインド太平洋軍、太平洋陸軍、太平洋艦隊、太平洋空軍、太平洋海兵隊、在日米軍などから約9000人を派遣する。

訓練項目は(1)水陸両用作戦(2)陸上作戦(3)海上作戦(4)航空作戦(5)統合後方補給(6)サイバー攻撃等対処(7)統合電子戦(8)宇宙状況監視―など多岐にわたる。

今回の演習について、韓国・中央日報は「訓練の内容上、中国を狙ったものとみられる」と指摘。「訓練のハイライトは米海兵隊第3海兵遠征軍と陸自の水陸機動団が日本近海で実施する連合上陸訓練だ。中国が尖閣諸島のような島しょを占領する場合、日米が力を合わせて奪還するシナリオなどだ」と続けた。

同紙は触れていないが、日米共同の奪還作戦の舞台になるとみられるのは鹿児島県・臥蛇島。種子島南西の東シナ海に浮かぶ無人島だ。防衛省は「種子島では自衛隊が訓練を実施し、臥蛇島では自衛隊と米軍が共同訓練を実施」としか明らかにしていないが、航空専門誌は「米海兵隊の垂直離着陸機オスプレイ4機程度が臥蛇島とその周辺海空域で(空から部隊を投入する)ヘリボーン訓練などを実施」と報じた。

尖閣諸島周辺の日本領海には最近、中国海警局の公船が侵入を繰り返し、操業中の日本漁船に接近する事態も起きている。さらに国家海洋局直属の「国家海洋情報センター」は尖閣諸島の領有権を主張するため2014年に開設した特別ウェブサイトに、新たに「デジタル博物館」を設けた。

「キーン・ソード21」の狙いを防衛省は「自衛隊と米軍の即応態勢を確認し、相互運用性を向上させる。自衛隊と米軍はこのような演習を通じ、地域の平和と安定に積極的に貢献するための態勢と能力を維持・強化していく」と説明、名指しは避けながらも、日米が連携して中国側の攻勢をけん制する意図を鮮明にした。(編集/日向)

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