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新型コロナウイルスは世界の芸術市場にも影響―米メディア

配信日時:2020年2月25日(火) 0時20分
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17日、環球時報は、米artdaily.comの記事を引用し、中国で発生した新型コロナウイルスが世界の芸術市場に大きな影響を与えていると伝えた。写真は2019年「アート・バーゼル香港」。

2020年2月17日、中国紙・環球時報は、米artdaily.comの記事を引用し、中国で発生した新型コロナウイルスが、世界の芸術市場に大きな影響を与えていると伝えた。

記事は、中国が全力で新型コロナウイルスの感染拡大阻止に努力している中で、「基本的に世界の芸術経済の門は閉まった」と紹介。映画やオーケストラ公演、アートフェアなどに影響が出ていることを指摘した。

記事によると、新型コロナウイルスの感染拡大を阻止するための中国の措置について、芸術品を扱う販売業者は、損失とはなるものの伝染防止のためにはやむを得ないと理解を示しているという。19年の「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」によると、18年に中国は世界第3の芸術品市場となっており、670億ドル(約7兆3700億円)の芸術品支出のうち19%を占めていた。

新型コロナウイルスが芸術界に与えている影響について記事は、3月中旬に開催を予定していた「アート・バーゼル香港2020」が、新型コロナウイルスのため中止になったことを紹介。「販売業者や芸術家にとって、中国やその他の地区の顧客に作品を紹介する重要な機会が失われた」と指摘した。

さらに「中国は映画業界にとっても重要である」と記事は説明。米国のデータ分析会社コムスコアのアナリストによると、中国の映画市場は毎年90億ドル(約9900億円)に達し、北米市場に次ぐ規模になっている。しかし、現在では中国のほとんどの映画館が閉まっており、映画業務はほぼすべて停滞した状態であるため、「この状況が続けば続くほど、問題は大きくなる」と指摘した。

このほか、中国はクラッシック音楽市場も急速に成長していると紹介し、「業界全体が新型コロナウイルスのもたらした連鎖反応をすぐに実感するだろう」と説明。その上で、ボストン交響楽団など米国の複数の楽団の中国公演が中止になったことを伝えた。

記事はまた、中国の顧客に対する依存度が比較的低いニューヨークのメトロポリタン美術館やブロードウェイなどでも、状況の行方を注視していると紹介。パリのルーブル美術館では、今のところ見学者数の減少は見られていないが、18年の見学者1000万人のうち中国人は80万人を占めていたと伝えた。(翻訳・編集/山中)

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