翼竜の水中捕食時の足跡を発見、中国で初めて―甘粛省臨夏回族自治州

Record China    2013年10月1日(火) 13時46分

拡大

30日、甘粛省にある劉家峡恐竜国家地質公園内の恐竜の足跡の化石について、中国を含む各国の生物学者8人が全面的な科学調査を行った結果、中国では初の発見となる翼竜が泳いで餌を探した際の足跡が見つかったことが明らかとなった。写真は劉家峡恐竜国家地質公園。

(1 / 2 枚)

2013年9月30日、甘粛省臨夏回族自治州永靖県にある劉家峡恐竜国家地質公園内の恐竜の足跡の化石について、中国、米国、ドイツ、スイス、スペインなど各国の生物学者8人が全面的な科学調査を行った結果、中国では初の発見となる翼竜が泳いで餌を探した際の足跡が見つかったことが明らかとなった。蘭州晨報が伝えた。

その他の写真

翼竜の足跡は対になって見つかる場合が一般的だ。しかし、今回新たに発見された20余りの足跡はいずれも前足で、しかも雑然として秩序がないことから、足跡の主は水中で餌を探していた可能性が高い。

劉家峡恐竜足跡化石群は1999年の発見以来、現在までに明らかとなった面積は2800平方メートルに達する。同化石群は1億年前の白亜紀早期に形成されたもので、規模の大きさや種類の豊富さ、保存状態の完全性、足跡がはっきりと残っている点、多くの層から発見されていることなどもあり、世界で最も優れた化石群と言われている。

翼竜は中生代(約2億5000万〜6550万年前)に生息していた翼竜目に属する爬虫類の総称。初めて空を飛んだ脊椎動物で、「空飛ぶ恐竜」とも称される。しかし、分類学的には近縁ではあるが、恐竜には含まれない。(翻訳・編集/碧海)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携