次期駐日大使のケネディ元大統領長女、その外交手腕を疑問視する声も―中国メディア

Record China    2013年7月30日(火) 13時31分

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29日、新しい駐日大使に指名された故ジョン・F・ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏について、外交手腕を疑問視する声が上がっている。

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2013年7月29日、オバマ米大統領は先日、ジョン・ルース駐日大使の後任に故ジョン・F・ケネディ元大統領の長女キャロライン・ケネディ氏を指名した。しかし、キャロライン氏は外交経験が乏しく、その外交手腕を疑問視する声も出ている。中国新聞社が伝えた。

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日本側はおおむね、キャロライン氏の駐日大使就任を歓迎している。一方で、駐中国大使の中国系米国人、ゲイリー・フェイ・ロック氏や中国語に精通したジョン・ミード・ハンツマン前駐中国大使と比較すると、外交経験不足で日本語も理解できないキャロライン氏の駐日大使としての適性に疑問を抱く世論の声もある。

米国家安全保障問題の専門家、ライオネル・ビーナー氏は25日付のUSAトゥデイ紙で、「駐日大使は政治的思惑からアジア外交の専門家ではない人物が指名された」と指摘。米国の大使は政治献金額や知名度の高さによって選ばれているとして、「キャロライン氏に複雑な日米問題をうまく処理する能力があるのかは疑問だ」と述べている。

ニューヨーク・タイムズ紙は「周囲はキャロライン氏を優雅で忍耐強いと見ているが、穏やかで控えめなので、『何もしゃべっていない』ような感じを人々に与える。しかし、これは大使としては最適な人選だ」と評価した。

米国の外交筋はキャロライン氏について「日本の政界と仲良くするための『お飾り』としてなら問題はない」と批判的だ。しかし、「華麗なる一族」であるケネディ家出身で、女性初の駐日大使となるキャロライン氏が、日米関係に新風を吹き込むと期待する声もある。(翻訳・編集/本郷)

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