【CRI時評】蜜月の中露関係を更に前進させよ

CRI online    2019年6月4日(火) 23時15分

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 習近平国家主席は5日からロシアに公式訪問を行い、第23回サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにも出席することが予定されている。中露国交樹立70周年に当たる今年、両国側は数度にわたって双方の関係が絶好調であることを強調している。 中露の元首はこの5年間に20回以上会見を行い、緊...

 習近平国家主席は5日からロシアに公式訪問を行い、第23回サンクトペテルブルク国際経済フォーラムにも出席することが予定されている。中露国交樹立70周年に当たる今年、両国側は数度にわたって双方の関係が絶好調であることを強調している。

 中露の元首はこの5年間に20回以上会見を行い、緊密な業務連絡と個人的友好関係を構築しており、元首外交は既に中露関係の成熟と安定の特徴の一つとなっている。今年4月には、プーチン大統領が訪中、第二回「一帯一路」国際協力サミットに参加しており、今回は習主席がサンクトペテルブルクでの国際経済ファーラムに出席するため訪露することになった。

 国際情勢が極めて複雑に変化する環境の中、中露が終始相互尊重を旨とする発展の道を歩み、互いに内政に干渉せず、互いの核心的利益と重大な関心事について揺るぎない支持を表明していることは、中露関係が一貫して安定した歩調を保ってきた中での重要な基盤であり、中露関係はこれにより、信頼関係、協力水準、戦略価値において最も価値ある大国関係を形成している。眼下において、両国は政治的優位性を実務的成果へと転化し、全方位の、ディープな、多分野での協力枠組みを形成しつつあり、その内面から溢れる力強いパワーが日に日に顕在化するようになっており、2018年には、中露の貿易規模が1000億米弗を超え、歴史的規模に成長している。

 そして今年、中露は国交樹立70周年の節目を迎え、中露の実務協力は更なる「豊作の年」を迎えている。1週間前には、両国の国境地区では初の高架道路橋の接続に成功、初の鉄道橋も間も無く落成、今年中には中露天然ガスパイプラインの開通も予定されているなど、両国のエネルギー、インフラ、ハイテク、Eコマース、農業、北極開発、地方協力などの分野では目玉プロジェクトが目白押しの状況になっている。

 ここ数年では、西側諸国からの持続的な制裁に対し、ロシアはサンクトペテルブルク国際経済フォーラムなどのプラットフォームを通じて公平な競争や保護主義への反対などの声を発している。中国側も数年にわたってフォーラムにハイレベル代表団を派遣し、国際社会に向けて対外開放の揺るぎない姿勢を示し、開放型の世界経済と多国間貿易体制の揺るぎない維持を謳い、単独主義と保護主義に反対する明確なスタンスを示している。世界的範囲で単独主義と保護主義が台頭し、国際的システムと秩序が挑戦に面している環境の中で、中露が共同で世界平和の安定と国際的な公平さと正義を守っていく揺るぎない決意と実効性ある行動を示す姿勢は、日々変化を遂げる現代の世界において、「バラスト」と「スタビライザー(安定器)」としての積極的役割を演じていると評価して良いものであろう。(苑聴雷)

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