「後進国の水源は汚染されていないから」北朝鮮産のミネラルウオーター、強気の高価格で販売―山東省青島市

Record China    2013年4月5日(金) 21時37分

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4日、中国・山東省青島市のスーパーに北朝鮮産のミネラルウオーターが登場。1本330ml入りで約150円という中国ではかなり高値の商品だ。

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2013年4月4日、中国・山東省青島市の高級スーパーマーケットで、北朝鮮産のミネラルウオーターが販売され、市民の間で話題になっているという。青島新聞網の報道。

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フランス産やベルギー産のミネラルウオーターと同じ棚に並んでいるのは、北朝鮮産の「朝鮮天然炭酸鉱泉水」と「江西天然炭酸鉱泉水」の2種類。前者は330ml入りで10元(約150円)、後者はそれより少し多くて12元(約180円)と決して安くはない値段だ。物珍しさもあってか、多くの青島市民が北朝鮮産を買い求めていた。驚いたことに、これらのミネラルウォーターのラベルにはQRコードまで印刷されているという。

現在、青島市のミネラルウォーター市場には、ベルギーやスイス、チェコなどの国から輸入された商品が続々と新規参入しており、最も高級なチェコ産は1本100元(約1500円)もするという。比較的工業の発展が後れている国が産地であれば、水源がそれほど汚染されてないと認識されるようだ。これは、飲料水の安全性を求める消費者にとって大切なポイントだ。関係者によると、北朝鮮産はそれ自体が大きなセールスポイントであり、多くの消費者が購買意欲をそそられるという。さらに複雑な生産工程を必要としないミネラルウォーターは、軽工業の発達していない北朝鮮にとって、巨大な中国市場に進出するための大きな足がかりとなるに違いない。(翻訳・編集/本郷)

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