XASM-3ミサイルを開発する日本がJSMミサイルを輸入?その意図は…―中国メディア

Record China    2019年3月28日(木) 20時10分

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26日、中国国防報は、日本政府がノルウェー製の対艦・対地用巡航ミサイルJSMを購入するとの情報が流れたと報じた。写真はF-35。

2019年3月26日、中国国防報は、日本政府がノルウェー製の対艦・対地用巡航ミサイルJSMを購入するとの情報が流れたと報じた。

記事は、「近頃、ノルウェーのコングスベルグ・ディフェンス&エアロスペースが航空自衛隊とF-35戦闘機に配備するJSMミサイルに関する総額7100万ドルの供給契約を結んだ」との情報が国外メディアから流れたと紹介。日本が現在XASM-3超音速ミサイルを開発中であることに触れ、その中でJSMミサイルの輸入をするのは両者のタイプが明らかに異なるからだとの見方を示した。

そして、「超音速ミサイルは飛行速度が速く、巡航時間を最大限短縮できるメリットを持つのに対し、JSMミサイルが属する亜音速ミサイルは燃料の消費量を抑えられるうえ、長時間海面上を低空飛行し、地球の曲率を利用してレーダー探知を避けて攻撃することが可能だ」と説明。さらに、「亜音速ミサイルにはステルス性が付加され、被発見率、迎撃率がさらに下げられている」とした。

そのうえで、JSMミサイルについて「最先端の複合材料が用いられ、外形にはステルス性能上の最適化が施されているほか、ターボエンジン搭載により機動性も高く、突発的な防御能力ではXASM-3超音速対空対艦ミサイルをしのぐ」と伝えている。

記事は、「今後、日本がF-35にJSMミサイルを搭載することで、『完全ステルス対艦突発防御総合体』を作り、水上の艦艇を正確に『暗殺』する能力を持つ」としたほか、「XASM-3が相手レーダーを誘引する隙をついてJSMが相手に攻撃を仕掛けるコンビネーションも可能になる」と分析した。

一方で、「F-35とJSMも決して完全無欠のコンビではない」とも指摘。「長距離飛行ができないF-35AではなくF-35BがJSMの相棒となるが、F-35Bは機内に搭載できる弾倉のサイズが小さく、JSMを外部に搭載せざるを得ないため、そのステルス性が低下し、相手に攻撃のチャンスを与えることになる」と論じている。(翻訳・編集/川尻

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