中国初の火星探査、2020年ごろに実施へ―中国メディア

人民網日本語版    2019年1月17日(木) 8時50分

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国務院新聞弁公室は14日午後、月探査プロジェクト「嫦娥4号」任務の関連状況の発表会を開いた。資料写真。

国務院新聞弁公室は14日午後、月探査プロジェクト「嫦娥4号」任務の関連状況の発表会を開いた。発表会で、国家航天局副局長、月探査プロジェクト副総指揮の呉艶華(ウー・イエンホア)氏は、「嫦娥4号任務の無事な成功に象徴されているように、中国月探査プロジェクト4期及び深宇宙探査プロジェクトが全面的に幕を開けた。嫦娥5号の月面サンプルリターンは今年の年末頃に実施される。中国初の火星探査任務は、2020年前後に実施される」と述べた。人民網が伝えた。

呉氏によると、嫦娥4号任務は各方面の革新を実現した。初めて月の裏側で軟着陸し、巡視・探査を行った。初めて月の裏側と地球の中継測定・制御通信を実現した。初めて月の裏側で、着陸機と月周回小型衛星の低周波科学探査を実現した。ロケットのマルチウインドウ・ナローバンド打ち上げ及び軌道投入精度で世界先進水準に達した。初めて地球と月の間の距離を超えるレーザー測距技術の試験を行った。初めて月で生物科学普及展示を行った。初めて国際協力ペイロードの搭載と共同探査を展開した。

呉氏によると、中国月探査プロジェクトは2020年までに「周回・着陸・帰還」という3ステップの目標を達成する。2004年以降、嫦娥1・2・3号、大気圏再突入飛行試験、嫦娥4号などの5回の任務を実施し、「5戦全勝」を実現した。月探査プロジェクトの実施は、整った深宇宙探査インフラを構築した。米国と欧州に続き、グローバルに展開する深宇宙測定・制御ネットワークを構築した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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