2018年は中国株式市場の下落際立つ、時価総額264兆円「蒸発」―米メディア

Record China    2018年12月31日(月) 23時50分

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29日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、2018年の中国の株式市場は世界的に見ても下落が際立ったとブルームバーグが報じたことを伝えた。写真は中国の証券会社。

2018年12月29日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、18年の中国の株式市場は世界的に見ても下落が際立ったとブルームバーグが報じたことを伝えた。

それによると、上海総合株価指数を基準にすると、中国株は12月27日時点で25%も下落し、時価総額2兆4000億ドル(約264兆円)が「蒸発」したことになる。リーマンショックを発端とする08年の世界金融危機に次ぐ規模だ。

上海と深センの証券取引所の1日平均取引高も14年以来の低い水準となり、上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成されるCSI300指数も10業種全てで下落して11年以来最大の下げ幅となった。

中国国内での新規公開株式の1カ月後株価の上げ幅は193%で、過去4年で最も低い水準となるなど、さまざまな面で低迷が目立つ。

中国株式市場がこれほど低迷した原因には、米中間の貿易摩擦や中国経済減速による消費縮小、ワクチン不祥事で医療関連株の売却が相次いだことなどが挙げられている。(翻訳・編集/岡田)

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