ロケット打ち上げ数で中国が世界一に、米国を上回る―米メディア

Record China    2018年12月24日(月) 8時10分

拡大

22日、米科学技術誌、MITテクノロジーレビューはこのほど、ロケットの打ち上げ数で中国が米国を上回り世界一になったとする記事を掲載した。写真は酒泉衛星発射センター。

2018年12月22日、中国メディアの観察者網によると、米科学技術誌、MITテクノロジーレビューはこのほど、ロケットの打ち上げ数で中国が米国を上回り世界一になったとする記事を掲載した。以下はその概要。

同誌が12月中旬にまとめた統計によると、打ち上げ成功数は、中国が35だったのに対し、米国は30だった。ロシアもロケット打ち上げで長年1位を争う存在だったが、16年からは米中に水をあけられている。

中国がロケット打ち上げで躍進した背景には、14年に中国政府が民間企業にも商用ロケット開発を自由化したことがある。自由化で需要は大幅に拡大し、中国の宇宙開発企業は急激な成長を遂げている。

中国の民間宇宙企業の1つであるランドスペース(藍箭航天)は、設立当初は数十人で運営されていた。だが今では各地に研究所を設け、200人を超える社員を抱えるようになっている。商用ロケット開発を進めているが、最終的には有人宇宙飛行を目標にしている。

中国ではさらにiスペース(星際栄耀)やワンスペース(零壹空間)といった民間企業が衛星の軌道投入に向けてしのぎを削っているほか、リンクスペース(翎客航天)は垂直離着陸式のロケットを20年までに開発する計画も進めているという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携