日本に大量のレアアースも中国の優位性は変わらない―中国メディア

Record China    2018年10月10日(水) 7時50分

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9日、中国選鉱技術網は、日本で大量のレアアースが見つかったものの、中国の優位性は変わらないとする記事を掲載した。

2018年10月9日、中国選鉱技術網は、日本で大量のレアアース(希土類)が見つかったものの、中国の優位性は変わらないとする記事を掲載した。

記事は、最近日本の排他的経済水域(EEZ)の海底に、大量のレアアースが埋蔵していることが分かったことに言及。「1600万トンのレアアースが発見されたことが一時期話題となり、どうやら日本は、大量のレアアース保有国で世界最大の供給国となったようだ」と紹介した。

しかし記事は、「これらの資源は、東京から2000キロメートル離れた南東部に位置しており、しかも水深5000メートルの深さにある。現在の大きな問題は、こんなにも深い位置にあるレアアースを経済的に取り出す方法がないため、ビジネス上可能な技術によって海底の沈殿物を取り出せる設計をすることが大きな挑戦となっている」と伝えた。

さらに記事は、専門家が「レアアースは発見から全面的な商業採掘を始めるまで10年かそれ以上の時間がかかる。海底という状況では、実際に採掘できるようになるまでさらに時間がかかる。したがって、日本などの国は引き続き中国が供給するレアアースに依存せざるを得ない」と分析していることを紹介した。

そして、「中国はこれからも戦略レアアース市場において重要な作用となる。現在の生産方法の環境保護と経済面での限界、並びにレアアースのプロジェクト実現には長い時間がかかることを総合的に考慮すると、中国レアアースの主導的な地位が揺らぐことは当面ないであろう」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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