タイで泰緬鉄道を世界遺産に登録申請する動き=「日本にとって不都合な歴史」と中国紙

Record China    2018年8月19日(日) 21時30分

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18日、中国紙・環球時報(電子版)は、タイで、旧日本軍によって建設された「泰緬鉄道」を世界遺産に登録申請しようとする動きがあると報じた。写真は映画「戦場にかける橋」の舞台になったクウェー川鉄橋。

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2018年8月18日、中国紙・環球時報(電子版)は、タイで、旧日本軍によって建設された「泰緬鉄道」を世界遺産に登録申請しようとする動きがあると報じた。

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記事は「泰緬鉄道の建設では、連合軍の捕虜やアジア人労働者が大勢虐待・死亡させられた過去があり、欧米では『死の鉄道』の呼び名で知られている」とした。

タイとミャンマー(当時はビルマ)を結んでいた泰緬鉄道は全長415キロ。その過酷な労働環境は1957年に「戦場にかける橋」として映画化された。映画はアカデミー賞作品賞を受賞。クウェー川鉄橋は現在、観光スポットになっている。

記事によると、タイ政府は7月下旬、泰緬鉄道のあるカーンチャナブリー県で公聴会を開き、「再発防止」を目的として、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に登録申請する意思を明らかにした。

記事は「タイは日本と友好関係にあるが、『死の鉄道』という呼び名もある泰緬鉄道は、日本にとって南京大虐殺慰安婦問題と同様に不都合な歴史でもあり、その世界遺産登録申請は両国関係に摩擦を起こしかねないとの声もある」とし、「日本の外務省はこの件についてまだコメントを発表していないが、関係者は情勢を不安視している」と伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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