慰安婦映画で取材された元慰安婦127人の最後の1人が死去―中国

Record China    2018年7月31日(火) 15時40分

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31日、慰安婦をテーマにした中国映画「大寒」で取材された元慰安婦127人の最後の1人、曹黒毛さんが死去していたことが分かった。写真は曹さん。

2018年7月31日、中国新聞網は、慰安婦をテーマにした中国映画「大寒」で取材された元慰安婦127人の最後の1人が死去したことを報じた。

「大寒」の公式ウェイボー(微博)が31日明らかにしたもので、曹黒毛(ツァオ・へイマオ)さんは24日午前10時ごろ、山西省陽泉市盂県の自宅で病気のため死去し、30日午後に出棺された。享年96歳。

人民網によると、今年1月に公開された「大寒」は、山西省陽泉市盂県の元慰安婦、崔大●(ツイ・ダーニー、●は女へんに尼)さんが屈辱を受け、必死に訴訟で戦い続けた生涯を中心に、中国で慰安婦問題を調査する張双兵(ジャン・シュアンビン)さんの視点からストーリーが展開されていく。張さんは1982年以降、山西省で生存する元慰安婦の女性127人に出会い、彼女たちが話した内容を本にまとめ、元慰安婦16人と日本に何度も行き訴訟を起こした。

中国のネット上には、曹さんの死を悼む言葉が多く書き込まれているほか、「国が強ければ人民が辱めを受けることもない」「世界が日本による元慰安婦への謝罪を望む中、日本だけは元慰安婦が一人また一人と亡くなるのを望んでいる」などの声も上がっていた。(翻訳・編集/柳川)

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