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蔡英文総統が中台関係を南北関係に例える=中国メディア猛反発「記憶力が悪すぎる」「外国人が中国の土地を占拠しているなら消去する」

配信日時:2018年5月9日(水) 21時50分
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8日、環球時報は、蔡英文総統が中台関係を南北関係に例えたことを批判する記事を掲載した。

2018年5月8日、環球時報は、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が中台関係を南北関係に例えたことを批判する記事を掲載した。

記事は、蔡英文総統が7日、台湾メディアのインタビューに応じた際、中台関係を南北関係になぞらえ、金正恩(キム・ジョンウン)氏と文在寅(ムン・ジェイン)氏が互いに「大統領」「委員長」と呼んだが、中台の指導者もこのように「対等」に話し合うべきで、いかなる政治的な前提もあるべきではないと述べた。蔡総統はさらに、「中台が接触せず座って話し合わないなら、遠くの隅で相手の意図を勘ぐる状態であり、これは非常に危険なことだ」とも述べたという。

この点について記事は「蔡総統の記憶力は悪すぎる」と主張。これは蔡政権誕生の前に、中台の指導者がシンガポールで会談した過去があることを示唆しており、「蔡英文総統が中台の指導者が対話するための基礎を壊している」と非難した。

その上で「中台の指導者が南北会談のような方式で会うことなど、どうして出来ようか。朝鮮半島の南北は共に国連加盟国で、国際社会に広く認められている。しかし台湾は国家ではなく、統一を待っている中国の不可分の一部だ。中国政府が台湾地区の指導者を総統とは呼ばないし、世界の大多数の国もそのような呼び方はしていない。蔡英文の『総統』は偽総統である」と主張した。

記事は、「中台関係の現状を破壊しているのは蔡英文と民進党の言動である」とし、「中台の指導者が対等に会談するよう求めるのは、台湾には独立した主権があることを中国に認めさせるようなものだ」と指摘。「これは蔡英文による『お芝居』であり、南北関係を中台関係になぞらえることで、ついでに台湾独立の主張を提起しているのだ」と論じた。そして、「台湾独立という目標を進めるなら民進党は大きな犠牲を準備するべきで、台湾社会全体を彼らの戦車に動員し、『食うか食われるかの闘争』になる覚悟をすべきだ」と警告した。

一方で、記事は蔡総統の発言の一部分だけは「その通りだ」と賛同。それは、「このままだと中台関係は危険」という言葉で、「脱中国を進めるなら米国の駒となり、東アジアの火薬庫となる。中国人は中国人と戦争せず、92年コンセンサスの基礎の上に平和的統一の道を歩んでおり、これは大中華社会という願いに符合している。しかし、民進党が自分たちを外国人とするなら、台湾政権は『外国人が中国の土地を占拠している政権』となるのではないか。それならば、中国人は自分の土地を占拠している外国人政権を、最終的にどんな方法で消去するだろうか」と強く警告した。

最後に記事は、「蔡英文と民進党は台湾人をだましている」と主張。「自分たちが主権国家で合法的な政府であると勘違いしないことを望む」とし、「蔡英文は、総統の身分では中国の指導者と会うことはできず、世界のまともな国の指導者も会うことはないだろう。彼女は1人で、あるいはいくつかの国交のある小国と総統ごっこを遊んでいればいい」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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