iPS細胞の論文ねつ造は中国にも衝撃―中国メディア

Record China    2018年1月27日(土) 13時10分

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22日、科技日報によると、京都大のiPS細胞研究所(CiRA=サイラ、山中伸弥所長)に所属する特定拠点助教が執筆し、海外の科学誌に掲載された論文に捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があった問題は、中国の関係者にも衝撃を与えている。資料写真。

2018年1月22日、科技日報によると、京都大のiPS細胞研究所(CiRA=サイラ、山中伸弥所長)に所属する特定拠点助教が執筆し、海外の科学誌に掲載された論文に捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があった問題は、中国の関係者にも衝撃を与えている。

今回の問題を受け、中国社会科学院哲学所科技哲学研究室の段偉文(ドゥアン・ウェイウェン)主任は「科学技術の研究分野も社会の一部であり、他の分野や業界にある問題は同じように存在する。ねつ造も含めてだ」と説明する。データのねつ造や研究不正が起きる理由として「職務に対する要求の高さ、競争の厳しさ、投じられる資金など複数の要素がある」と指摘する。

研究機関や研究対象にかかわらず、研究者のポストは限られており、競争は熾烈だ。さらに、ポストを手に入れても、規定の時間内に何らかの成果を上げなければならず、プレッシャーは非常に大きいという。段氏は「世界各国がそれぞれに力を入れてきており、研究費も増えていけば、プレッシャーはさらに強くなる。不正で失われた信用を取り戻すには時間がかかる」と話しているという。(翻訳・編集/大宮)

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