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日本兵に出くわした祖母、「もう終わりだ!」と思ったが…―中国人学生

日本僑報社    2018年1月21日(日) 13時30分

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中国国内では日本旅行で爆買いする観光客を批判する声も少なくない。その原因を過去の歴西あると見定めた南京理工大学の羅亜[女尼]さん。羅さんは、おばあさんから聞いた戦時中の話や、自身の日本人との交流について、作文につづっている。資料写真。

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中国国内では日本旅行爆買いする観光客を批判する声も少なくない。その原因を過去の歴西あると見定めた南京理工大学の羅亜[女尼]さん。羅さんは、おばあさんから聞いた戦時中の話や、自身の日本人との交流について、作文に次のようにつづっている。

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海外旅行に行く時、中国人はいつも爆買いをする。しかし、日本での爆買いだけは批判する中国人も多い。原因の一つは歴史だろう。

3年前に私が日本語科を選んだ時、祖母が反対するかと心配だった。祖母は日中戦争で多くの親族や友人を亡くした。しかし意外なことに、祖母は私の選択に賛成してくれた。祖母は76年前のことを話してくれた。

戦争を避けるために、祖母の家族は全員山へ逃げた。祖母は夜に道に迷って家族を見失い、一人で泣いていた。そして、一隊の日本兵に出くわした。祖母は「もう終わりだ!」と思ったそうだ。ところが日本兵は彼女を広い道まで案内して、果物の缶詰をくれた。夜が明けて、家族は彼女を探し当てた。彼女が持っていた缶詰は、毒があるかもしれないと思って誰も食べる勇気がなかった。それで、鶏に与えたところ、鶏は缶詰の果物を食べて全く大丈夫だったそうだ。戦争という極限状況の中でさえ、祖母が出会った日本兵は「悪魔」ではなく、私たちと同じ「人間」だったのだ。

私は日本語を学び初めてから、だんだん日本に対する考え方が変わってきた。他人の意見に依存するのではなく、自分の目で日本を理解して日本人と付き合うことが重要だと思うようになった。実を言うと、もし日本に行くチャンスがあれば、私はぜひ再会したい人が何人もいる。

南京理工大学には毎年、創価大学の学生交流団が来る。彼らは毎回、南京大虐殺記念館を訪問する。私は今年の3月に来学した水田さんという男子学生とお互いにメールアドレスを交換して、時々連絡を取り合っている。例えば、どんな簡単な文法の問題でも水田さんはいつも詳しく説明してくれる。実は、私と水田さんは南京で実際に会う機会がなかったが、クラスメートのおかげでインターネット上で交流している。もし日本に行くチャンスがあったら、ぜひ水田さんに会って「いつもありがとう」ときちんと話したい。

また2年前、私は叔父の会社で2週間の実習をした。その時、市川さんと竹平さんという2人の30代の出張者と出会った。市川さんは本当に親切で、日本に戻る前に、1冊の本を私にプレゼントしてくれた。しかしその時、私は自分の日本語に自信がなくて、市川さんをきちんとお見送りできなかった。連絡先も知らないままで、心残りがある。竹平さんとはメールアドレスを交換し、帰国後も写真を送ったり、生活のいろいろな小さなことを分かち合ったりしている。もし日本に行くチャンスがあったら、2人と再会して、市川さんにはあの時お見送りしなかったことを謝って、本のお礼を言いたい。そして、竹平さんには、いつもお世話になっておりますと直接話したい。

水田さんや市川さん、竹平さんと知り合う前の1年生の時、私は日本へ1週間旅行したことがある。東京、大阪、富士山の3つの典型的な観光地を巡った。私は初めて日本に来た興奮でドキドキして全然眠れなくて、深夜に外でぶらぶらした。帰る時に道に迷ってしまって、通りかかったおじいさんにホテルの場所を尋ねた。おじいさんは詳しく説明してくれたうえに、分かりやすく地図を描いてくれた。もしあのおじいさんにもう一度会うことができたら、ホテルに無事に到着できたことを報告して、おじいさんに出会えてよかったと感謝の気持ちを伝えたい。

旅行とはただの「買い物」と「見物」ではない。買ったものはやがて古くなり、見た風景は忘れるかもしれない。しかし、人間同士の交流は時を経て深まるものだ。旅行で出会う最も美しい景色は何より「人」だと私は思う。もし、もう一度日本に行くチャンスがあって、水田さん、市川さん、竹平さん、そしてあのおじいさんと再会できたら、私にとってそれ以上の「お土産」はない。(編集/北田

※本文は、第十二回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「訪日中国人『爆買い』以外にできること」(段躍中編、日本僑報社、2016年)より、羅亜[女尼]さん(南京理工大学)の作品「最高の『お土産』を求めて―――欲しいモノより、会いたい人」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

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