中国高速鉄道の減速は賢明な選択だ=技術成熟の時間を確保―中国

Record China    2011年7月4日(月) 5時31分

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1日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は、フィナンシャル・タイムズ東京支局長のミュア・ディッキー氏によるコラム「中国高速鉄道の減速は賢明だ」を掲載した。写真は5月、CRH380の安全実験。

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2011年7月1日、フィナンシャル・タイムズ中国語版は、フィナンシャル・タイムズ東京支局長のミュア・ディッキー氏によるコラム「中国高速鉄道の減速は賢明だ」を掲載した。以下はその概要。

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先日開通した北京・上海間高速鉄道には新型車両CRH380が投入された。「380」という数字は最高運用速度380キロを意味している。だが、中国鉄道部の官僚は今になってこの名前を後悔しているかもしれない。

というのも当初、350キロが予定されていた最高速度は300キロにまで減速されたからだ。「日本の新幹線より速い」と自慢できなくなった民族主義者はがっかりするかもしれないが、しかし減速は称賛に値する決定だ。

先日、元中国鉄道部官僚が中国紙で「中国高速鉄道の技術は他国と変わらない。早いのは安全性を無視して速度を上げているからだ」と暴露し大きな話題となった。また手抜き工事などの問題も懸念される。

減速の決定により、中国は信号技術や管理技術を含め、多方面の技術を習熟させる時間が得られる。それは今後の海外進出のために最良の基盤をもたらすものとなるはずだ。(翻訳・編集/KT)

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