日本人の6割超「アジアで最も親しみを感じるのは台湾」=韓国、中国を大きく引き離す―台湾調査

Record China    2019年1月5日(土) 11時10分

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台湾当局が日本人を対象に実施した台湾に対する意識調査で、アジアで最も親しみを感じる国・地域に台湾を選んだ人は最多の64.7%に上った。2位は韓国(17.5%)、3位は中国(4.5%)で両国を大きく引き離した。写真は日本人観光客に人気の台湾・九份。

台湾の台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)が日本人を対象に実施した台湾に対する意識調査で、アジアで最も親しみを感じる国・地域に台湾を選んだ人は最多の64.7%に上った。2位の韓国(17.5%)、3位の中国(4.5%)を大きく引き離した。74.0%が台湾に「親しみを感じる」とも回答したという。

台湾・中央通信社によると、調査は日本全国の20~89歳の男女を対象に昨年11月12~26日に実施し、1000人から回答を得た。20~79歳の人にはインターネットで、80~89歳の人には電話で調査した。

調査結果によると、最も親しみを感じるアジアの国・地域で台湾を選んだ人や、台湾に「親しみを感じる」と答えた人の割合は前回の2017年調査よりいずれも増えた。前回はそれぞれ51.7%、69.0%だった。

台湾に親しみを感じる理由は「台湾人が親切、友好的」が79.1%と最も多く、「歴史的に交流が長い」(45.8%)、「東日本大震災時に支援を行ったから」(39.2%)が続いた。「親しみを感じない」と答えた人の割合は4.4%。理由は「台湾人観光客のマナーの問題」が44.3%と最多だった。

台湾への信頼に関する設問では、「信頼できる」が60.4%に上った。理由は「日本に友好的だから」が67.5%で最も多かった。「信頼できない」(3.6%)と答えた人の47.2%は、その理由に「歴史問題」を挙げた。

日本と台湾の関係に関しては、回答者の71.0%が現在の関係を「良い」とし、59.3%が将来的に「発展する」と答えた。日台間で最も懸念される問題は「ない」(28.4%)を除くと、「漁業問題」が17.8%で最も割合が高かった。

調査結果について、台北駐日経済文化代表処は「現在の台日関係の発展を示すもの」と分析。2017年には約190万人だった訪台日本人観光客の増加などに期待を寄せている。

一方、日本の民間団体「言論NPO」昨年10月に発表した日中両国世論調査結果によると、中国に「良くない」印象を持っている人は86.3%だった。「良い」印象を持っている人は13.1%にすぎず、今回の調査は中国との対比で日本人の「台湾好き」を改めて印象付けた。

やはり「言論NPO」が昨年6月にまとめた日韓国民相互認識調査でも韓国に対する印象を「良い」と答えた日本人は22.9%。その後、日韓関係には元慰安婦支援財団の解散、日本企業への賠償命令が相次いだ元徴用工判決、海上自衛隊の哨戒機への火器管制レーダー照射問題などの悪材料が重なっている。これらは日本人の「好韓度」にも少なからず影響しているとみられる。(編集/日向)

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