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ダムなど各地の生活水源がヒ素汚染、四川大地震の影響説も―雲南省

配信日時:2009年6月30日(火) 7時15分
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29日、雲南省の複数地域で水に含まれるヒ素の量が基準を大きく超え、深刻な問題となっている。原因については専門家の意見が分かれており、早期の解明が待たれる。写真はヒ素汚染の深刻な陽宗海。
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2009年6月29日、雲南省の複数地域で水に含まれるヒ素の量が基準を大きく超え、深刻な問題となっている。原因については専門家の意見が分かれており、早期の解明が待たれる。経済参考報が伝えた。

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ヒ素の含有量が飲用水の基準(1リットル当たり0.05mg以下)を超えているのは同省昆明市宣良県の柴石灘ダム(同0.215mg)や同県を流れる南盤江(同0.226mg)など。ヒ素は長期的に摂取し続けると生命に危険を及ぼす危険性があるため、現地では深刻な問題となっている。

一方、昆明市環境保護庁はこれより先の08年6月に、柴石灘ダムから20kmほど離れた高原湖・陽宗海がヒ素に汚染されていることを発見。同庁は汚染の原因が陽宗海沿岸の企業の排出物にあると判断し、当該企業の営業停止・閉鎖などの措置を取ってきた。

しかし、一部の専門家は、企業による汚染説に疑問を呈している。中国地質科学院水文地質環境地質研究所の石建省(シー・ジエンション)所長は、雲南省の一部地域は地質構造上ヒ素を多く含んでいることを指摘した上で、「数百箇所の水質観測地点でのヒ素含有データは基本的に一致している」と語り、「これほど大きな範囲での汚染は地質の構造的な変化によって引き起こされた可能性が高く、人的な原因の可能性は低い」と話す。

また、中国工程院の盧耀如(ルー・ヤオルー)院士は「地質環境の変化は地震によって引き起こされる可能性が高い」とし、「今回のヒ素汚染は昨年の四川大地震が影響している可能性も否定できない」と語っている。

これに対し、雲南省環境保護庁は依然として「原因は企業による汚染」との見解を維持しており、原因の早急な解明と対策の実施が待たれている。(翻訳・編集/HA)

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2008年10月10日 10時9分
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