「大地震発生予告」のデマメール、瞬く間に広がる!多数の市民が避難―河南省

Record China    2009年3月4日(水) 17時12分

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3日、河南省のある男性が2月14日、「地震がもうすぐ起きる」という嘘のメールを友人に送ったところ、瞬く間にひろがり、多数の市民が6時間以上も戸外に避難する事態となった。写真は四川大地震の被害者を哀悼する鄭州大学の学生。

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2009年3月3日、大河網によると、河南省鞏義市に住む35歳の男性が「地震がもうすぐ起きる」という嘘のメッセージを何人かの友人に送ったところ、瞬く間にひろがり、メッセージを信じた多数の市民が6時間以上も戸外に避難する事態となった。故意に虚偽の情報を流したとして先月15日から身柄を拘束されていた男性は、2日正式に逮捕となった。

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2月14日午後10時頃、暇をもてあましていた男は携帯電話のショートメッセージで友人にウソのメールを送信することを思いついた。大手移動体通信業者の「中国移動」と、「国家地震局」を名乗り、「今晩午前3時頃、河南省中西部でマグニチュード7.5クラスの地震が発生する」と書いて送信。もちろん何の根拠もなく、まったくの冗談のつもりだった。

ところが、男の友人はこれを真に受け、メールを知り合いに転送。同市内のみならず、周辺の各地域も含め、瞬く間にこのニセ地震情報がひろがり、家屋の倒壊などを恐れた多くの市民が戸外に避難し、6時間以上にわたって一夜を明かすという事態となった。男は罪悪感に耐え切れなくなり、翌日父親とともに警察へ出頭した。

ある弁護士の話では、中国の刑法では故意に虚偽の情報を流すという犯罪行為は、5年以下の懲役が科せられる可能性があるが、今回のように多くの市民が避難せざるを得ない状況をつくった場合、懲役期間が5年以上となる可能性が高いという。(翻訳・編集/岡田)

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