<ボクシング>木村翔に敗れた中国選手が不服「見えない圧力がかかった」、WBOに2度提訴も認められず=中国ネット「往生際が悪い」

Record China    2017年12月6日(水) 15時0分

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5日、鳳凰網は、7月のボクシングWBO世界フライ級タイトルマッチで日本の木村翔にTKO負けした元王者・鄒市明が判定を不服としてWBOに2度提訴するも、いずれも却下されたと伝えた。写真は7月のタイトルマッチの会場。

2017年12月5日、鳳凰網は、7月のWBO世界フライ級タイトルマッチで日本の木村翔にTKO負けした元王者・鄒市明(ゾウ・シーミン)が判定を不服としてWBOに2度提訴するも、いずれも却下されたと伝えた。

7月28日に上海で行われたタイトルマッチ12回戦では、同級6位の木村が王者の鄒を11回TKOで破り、新王者となった。初防衛に失敗した鄒は、判定を不服として木村との再戦要求を2度にわたり所属事務名義でWBOに提出した。

これに対してWBOは9月18日と11月21日の2回、鄒の申し立てを却下する声明を発表した。声明は、鄒による「リング内に水がまかれており滑って負傷したことが結果に影響した」「レフェリーが8カウントを宣告する前にTKO判定を下した」など五つの申し立て理由について、「水は鄒陣営がまいたものでレフェリーが注意を促していた」「カウントはVTRで確認した」など、詳細に説明を加えたうえで却下している。

申し立てを却下された鄒は今月5日に「残念であり、心が痛む」「試合前に何者かによる見えない圧力がかかった」などとするコメントを発表した。ただ、「私が理解できないのは、日中の対決なのに、なぜ私を勝たせたくない人がいたのか。なぜ試合前や試合中に、中国人が妨害してきたのか分からない」とし、妨害行為を行ったのが日本側ではなく中国人だったとしている。

試合の結果を受け入れずにWBOへの提訴を繰り返した鄒に対して、中国のネットユーザーからは「負けは負けだろう」「往生際が悪い。ガタガタ言ったってしょうがないのに」「また努力してリベンジすればいいのに」「自分たちでマッチメイクしといて、何が見えない圧力だよ」「日中対決とかどうでもいい。試合は試合だし、技術面で確実に相手より劣っていた」「ボクシングに相手の国籍など関係ない」「そりゃあ愛国心でひともうけしようとわざわざ日本人を指名してやられちゃったんだから、おもしろくないわな」といった批判が寄せられている。

また「木村は王者になってもまだ酒の配達を続けてるぞ」「バイトしながら練習に励み、ついに異国の地で練習を疎かにしてきたベテラン王者からベルトを奪う。なんと素晴らしいサクセスストーリーだろうか」など、木村の努力を称賛するユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻

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