<日本で大成功した中国人>日中製造業の差は人にある、日本技術と中国市場をつなげられる人間がこれからの王者になる

Record China    2017年1月4日(水) 15時0分

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科学技術が時代を推し進める流れのなかで、非常に重要な仕事に従事する人びとがいる。創造的思考によって、先端技術を手の届かない高みから一般の人びとにも手に取れるところにまで一般化する人たちである。彼らは時代を画する製品の発明者と同じように不可欠である。

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「旧時の王謝堂前の燕、飛びて尋常百姓の家に入る」と劉禹錫が詠んだように、時代は変化し続ける。科学技術が時代を推し進める流れのなかで、非常に重要な仕事に従事する人びとがいる。創造的思考によって、先端技術を手の届かない高みから一般の人びとにも手に取れるところにまで一般化する人たちである。彼らは時代を画する製品の発明者と同じように不可欠である。株式会社RSテクノロジーズの方永義社長もその一人である。

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2015年3月24日、株式会社RSテクノロジーズは東京証券取引所マザーズに上場した(証券コード3445)。この上場は「新華人が奮闘努力している最高の証明」と、各方面から高く評価された。この20数年間で、日本でゼロから出発し、ついに上場を果たした新華人による企業は5社と、各国の華人のなかでも大変希少な例である。方永義が設立した株式会社RSテクノロジーズもそのうちの1社である。

方永義を成功に導いたのはRSテクノロジーズの「ウェーハリサイクル」事業である。これは一般人には耳慣れないものであるが、方永義はこのように分かりやすく説明してくれた。「ウェーハは半導体には欠かせない主要材料の1つです。1つの半導体を製造するには700以上の工程が必要ですが、その工程の1つ1つでコントロール・ウェーハの品質測定が必要です。さもなければ不良品が製造されるかもしれません。以前、コントロール・ウェーハは使用後廃棄されていましたが、産業の急速な発展にともないウェーハ材料が大きくなり、コストも高くなったため、6インチのウェーハ製造が開始されてから、廃棄するのはもったいないと考えられるようになり、そこからリサイクル事業が始まりました。ウェーハの再生は当社の中心事業で、使用済みウェーハの上の薄い膜などの汚染物質を研磨や洗浄の工程によって再生利用し続け、ウェーハの厚さが必要最低限度のサイズ以下に達してからようやく廃棄するか、あるいは太陽光発電事業に利用します。以前はコントロール・ウェーハは単価が80ドル前後でしたが、当社のリサイクルウェーハは20ドルと4分の1の価格で、生産コストを大幅に下げ、メーカーにディスカウントの余地を提供しました。これは消費者が安価な電子製品が買える原因となっています」。

RSテクノロジーズの日本市場でのシェアについて聞くと、方永義は笑ってこう答えてくれた。「当社は世界最大のウェーハ再生企業であり、シェアは世界単位で計算しています。当社の台南工場が全面稼働しており、シェアは現在の29%に上昇しました。この4年間で、会社の業績は1229.53%増加し、2015年10月には日本2015テクノロジーファースト50という急成長した会社ランキングで3位に入りました」。2016年9月には、念願の東京証券取引所一部上場を果たした。

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