旧日本軍の古跡を壊した!台湾の映画監督、過去に中国人カメラマン同行トラブルも―台湾

Record China    2016年5月14日(土) 18時20分

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12日、台湾のニウ・チェンザー監督がプロデュースする映画のロケで、高雄市にある国定古跡を損壊させたことが明らかに。市文化局では撮影中止を求めている。写真はニウ・チェンザー監督。

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2016年5月12日、台湾のニウ・チェンザー(鈕承澤)監督がプロデュースする映画のロケで、高雄市にある国定古跡を損壊させたことが明らかに。市文化局では撮影中止を求めている。三立新聞網が伝えた。

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問題が発生したのは、台湾映画「青禾男高」の高雄ロケでのこと。同市にある国定古跡で、かつて日本軍が所有していた「海軍鳳山無線電信所」で撮影が行われているが、この建物の壁に大きな穴が開けられていたことが明らかになった。市文化局では撮影中止を求め、文化財保存法違反に当たるとして制作会社を提訴する構えを見せている。

映画を制作する原子映象有限公司は12日、声明文を発表。指摘された過失を認めて謝罪し、「修復に必要な全ての費用を負担する」としている。なお、プロデューサーのニウ・チェンザー監督については、「撮影そのものには関わっていない」として、現場での関与を否定している。

ニウ・チェンザー監督と言えば、14年公開の映画「軍中楽園」でも台湾社会を揺るがすトラブルが発生。ロケ地選びのため海軍基地を訪問した時、スタッフの中に中国籍カメラマンが交じっていたことが明らかになったものだ。要塞侵入罪に抵触する行為として、高雄地裁が懲役5カ月(執行猶予2年)の判決を下し、一時は映画そのものが封印されるのではと話題になった。

こういった前科のあるニウ・チェンザー監督だけに、今回の古跡損壊についても、今後の動きが注目されている。(翻訳・編集/Mathilda

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