NY州地裁前で男性が焼身 04-20 08:46
【注目された飛来機情報】ジョージアからの珍客や日本初飛来の新顔、自衛隊の基地開放など 04-20 08:42
再稼働控え 島根原発2号機巡る論戦低調 自民、政策より個人売る戦略 立民、支援組織に賛否で回避 衆院補選 島根1区 市民は歯がゆい思いで見守る 04-20 08:36
やせる、美肌、腸活。キレイの全てを叶える韓国料理の秘密をAtsushiが徹底分析! 04-20 08:35
【U-23日本 2-0 U-23UAE|採点&寸評】相手を圧倒して決勝T進出確定! MOMは先制弾のCB! 決定機逸の細谷は... 04-20 08:30
「隆矢を含めて、全員で勝ちに行く」韓国戦へ意気込む川﨑颯太、貴重な追加点となった自身のゴールには「クラブでやっていることを出せた」 04-20 08:48
「悲惨」「愚策で日韓を破るなんて冗談」早くも五輪出場を逃した中国代表に母国メディアは絶望!「日本や韓国とは比べ物にならない」【U-23アジア杯】 04-20 08:46
60歳「同じ年収」「同期入社」の親友2人、生涯賃金「2,000万円」の差がついた、ワケ【元参議院産業医が解説】 04-20 08:29
中国電力ライシス・井絢乃/中森帆南が女子複V<日本卓球リーグビッグトーナメント青森大会> 04-20 08:33
【安全な航空会社ランキングTOP25】日本のJALは20位・ANAは7位・1位は? 04-20 08:22

日本に1年留学した友人を見てわかった、中国人が列に並ばない理由―中国人学生

日本僑報社    2016年2月19日(金) 7時10分

拡大

江西財経大学の余立君さんは、日本に留学した友人を例に、中国人が列に並べない理由について作文につづっている。

(1 / 2 枚)

春節(旧正月)期間中には、数多くの中国人が海外や国内で旅行に出かけた。彼らの旺盛な購買力に注目が集まる一方で、ポイ捨てや列への割り込みなどのマナーの問題も依然として指摘され続けている。江西財経大学の余立君さんは、日本に留学した友人を例に、中国人が列に並べない理由について、作文に次のようにつづっている。

その他の写真

今年1月、日本に留学していた友達の周さんが1年ぶりに帰国した。久しぶりに一緒に食事をした時、周さんは、「ここは故郷なのに、この数日はなんだか慣れないな」と言った。「どうしたの?」と聞くと、「ほら、汽車の切符があれば、カウンターで無料のミネラルウォーターがもらえるでしょ?昨日、僕ももらおうと思って、カウンターの前で並びながら、携帯電話を弄って待っていたんだけど、全然順番が回ってこないんだ。おかしいなあと思ったら、次から次に人が横から割り込んでくるから、30分待っても自分の番なんか来るわけないんだ。日本だと、どこに行ってもみんな列に並ぶ。1年間の生活で、自然に列に並ぶのが当然だと思うようになったんだ」と話してくれた。

行列と言えば、私は生まれて以来、中国のどこに行っても、人が列に並ぶ光景はほとんど見たことがない。特にバスはひどい。バスが来たとたん、みんなわれ先にとドアに殺到する。人ごみに巻き込まれ、後の人に押され、自動的にバスに押し込まれる。けがをすることもある。映画で日本人が整然とバスに乗る場面を見ると、本当にうらやましいと思った。

ある日、バス停は特に人が多かった。私はその人ごみを見て、気持ちが沈んだ。そこで、勇気を出し、そばの優しそうなおじさんに、「あ、あの、行列、作りませんか?」と恐る恐る聞いてみた。すると、「誰も作っていないのに、俺だけ人の後ろに立っていたら、バスに乗れないだろう?人がこんなに多いのに」という返事が返ってきた。思った通りだ。

「じゃ、みんなが並んで乗車するのはばかみたいですか…」とつぶやくように聞くと、「行列はもちろんいいことだよ。そうなってほしい」とうなずいた。「行列を作るのは素質がある表現だけでなく、子どもやお年寄りや妊婦にも大変いいよ」と、その40歳ぐらいのおじさんは言った。すると、そばの20歳ぐらいの女学生が、「でもねえ、今の状態で行列を作ることなんかできないでしょう。みんなに行列の意識がないのに、一人で行列なんかできないわ」と諦めたような表情で言った。「そう?じゃ、もし行列のための柵があれば、その行列に加わる?」と聞くと、彼女は「もしあれば、もちろんでしょう」と答えた。

その話を聞いたら、やはり秩序がある社会を望んでいる人は多いと感じる。しかし同時に、誰も先頭に立って「礼儀正しくしよう」とアピールする人にはなりたくないのだ。つまり、「大部分の中国人は、自発的に行列を作る意識はなし。ただ、外界の強制力があれば自分の行為を拘束することができる」ということが判明した。たとえ普段行列を作る習慣がなくても、ある国に行き、行列を見たら、自分も自発的に列を作るだろう。その一例が周さんだ。行列どころか、先を争い、揉み合ってけがまでする南昌で成長した彼が、日本にたった1年留学した後、生活の習慣はすっかり変わったのだ。

われ先に争う現状を改善するということは、社会全体の風習を変えることだ。それにはまず、政府が国民を啓蒙し、行列を守る意識を人々の心に根づかせるのが一番だ。それに、われわれ中国人も自分の行為をよく注意し、みんなが礼儀正しくすれば、世界の人々にかつての「礼儀の国」の魅力を感じさせることができるのではないだろうか。(編集/北田

※本文は、第十回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集「『御宅』と呼ばれても」(段躍中編、日本僑報社、2014年)より、余立君さん(江西財経大学)の作品「行列を習慣にするために」を編集したものです。文中の表現は基本的に原文のまま記載しています。なお、作文は日本僑報社の許可を得て掲載しています。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携