2015年10月11日、韓国・アジア経済によると、アベノミクスが限界に達したとする指摘が相次いでいる。

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韓国金融研究院金融動向センターは報告書「アベノミクス限界論拡散と志向点」でアベノミクスに否定的な分析をしている。米格付け会社のムーディーズは昨年12月、フィッチは今年4月、スタンダード＆プアーズ（S＆P）は今年9月にそれぞれ日本の信用格付けを1ランク下げた。安倍首相の成長戦略が2〜3年以内に日本経済を長期デフレ局面から脱却させるには力不足だとみられている。

リサーチ会社ジャパンマクロ・アドバイザーズの大久保琢史チーフエコノミストは「アベノミクスの失敗を宣言する段階ではないが、失敗に近づいている」と述べた。実物景気の数字が良くない点がアベノミクス悲観論の端緒となっている。

アベノミクスは10年間、年平均2％の成長率と2年以内に2％の消費者物価上昇率の達成を政策目標に掲げた。しかし、日本のGDP成長率は今年第2四半期にマイナス1．3％を記録した後、ドイツ銀行が日本の今年の第3四半期の成長率をマイナス0．2％と予測するなど、第3四半期もマイナスを記録するものとみられている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「韓国も危険だ。国内調査もちゃんとしてくれ」

「わが国も日本を見て学ばないといけない。最も重要な高齢化問題を解決できなければどんな政策も意味がない」

「崔敬煥（チェ・ギョンファン：経済副首相）のチョイノミクスは？」

「注意しなければならない。日本は国が大変な時に、朝鮮半島を侵略する。この報告は韓国に危機が近づいていることを教えてくれている」

「為替レートを人為的に変動させても経済を活性化できなかった。すでに失敗している」

「アベノミクスで日本経済は復活すると言っていた人々は現状をどのように見ているのだろう」

「今回が最後のチャンスだったが、やはり安倍の挑戦は無謀だったか」

「日本製品は最高級なのに経済状態は良くない。奇妙な現象だ」

「いくら量的緩和しても経済は生き返らない。日本もヨーロッパも米国も、経済成長が止まってしまったからだ」

「なんだかんだ言っても日本は滅びたりはしない。歴史問題を省いて学ぶべき点が多い国だ」（翻訳・編集/三田）