衛生基準理由に中国市場から追い出された韓国キムチ、国内市場は中国産が占領―米紙

Record China    2015年8月4日(火) 4時56分

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29日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「中国の貿易ルールが韓国キムチ産業を苦境に追い込む」を掲載した。韓国キムチ産業は衛生基準をたてに中国市場から追い出された。写真はキムチ。

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2015年7月29日、米紙ニューヨーク・タイムズは記事「中国の貿易ルールが韓国キムチ産業を苦境に追い込む」を掲載した。

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韓国キムチ産業の未来、その行方は中国の貿易ルールが握っている。かつては年数十万ドルものキムチが中国に輸出されていたが、今ではほとんどゼロにまで落ち込んだ。その原因は中国政府がキムチを「泡菜」として分類し、その衛生基準を当てはめたためだ。

中国語でキムチは「韓国泡菜」と呼ばれている。泡菜もキムチも同じ発酵食品とはいえ、製法が違う。泡菜の輸入衛生基準は大腸菌群の数を100グラムあたり30個以下にすることと定められている。菌が生きた状態で出荷するキムチはこの基準を満たすことができない。

今年2月、中韓自由貿易協定(FTA)の交渉で、中国はキムチのカテゴリーを見直す方針を伝えたが、いまだに具体案は決まっていない。韓国産キムチが中国に輸出できない一方で、安価な中国産キムチは韓国市場を席巻、市場を支配している。主要輸出国の日本も円安の影響で売れ行きが下がっており、韓国キムチ産業は岐路に立たされている。(翻訳・編集/増田聡太郎

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