90年代生まれの大学新卒生が誕生、その生き方はさまざま―中国

Record China    2012年7月4日(水) 14時0分

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7月、中国では「90後」と呼ばれる90年代生まれの大学卒業生が、社会人として初めて世に出ている。6月に学期末を迎え、今期は700万人近くの「90後」新卒者が誕生した。

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2012年7月、中国では「90後」と呼ばれる90年代生まれの大学卒業生が、社会人として初めて世に出ている。6月に学期末を迎え、今期は700万人近くの「90後」新卒者が誕生した。その中の1人が、身近な同級生らの生き方をカメラで追っている。チャイナフォトプレスの報道。

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「90後」という言葉は中国では特別な響きを持っている。市場経済が成長を進める中、恵まれた環境で生まれた彼らは、ほとんどが一人っ子である。既存の伝統や価値観に縛られず、醒めた目線を持ち、集団よりも個を重視する彼らは、中国社会の“異人種”として位置づけられてきた。

今年の大卒者は、その初めての「90後」で占められている。「卒業→就職→結婚」という人生の道のりは、もはや彼らにとって“当たり前”ではない。就職をする者もいれば、進学や留学へ準備を進める者、自分試しのための猶予期間を設ける者もいる。大学時代から記者の卵として二足のわらじを履いてきたある青年が、そんな同世代の生き方をカメラで追っている。彼もまた今年の新卒者であり、その取材対象は同級生である。

「あなたの理想は何?」という質問に対し、同級生の大多数は明確な答えを持っていなかった。それでもその生き方は様々。平日は会社員として働きながら、学生時代からライフワークとしてきたボランティア活動に従事する者、経営コンサル企業で働きながら母校の敷地内でカフェを運営する者、病に伏せった両親のかわりに実家の養鶏業を手伝い、いずれは農業で起業しようと考える者、新卒にして農村自治体の幹部として遠く赴任していった者、卒業直前に学生結婚をして新生活を切ったカップルなど。新人記者の青年は、既定路線など存在しない彼らの生き方を、1年、3年、5年というスパンで追って行こうと考えている。(翻訳・編集/愛玉)

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