<写真特集>「成長」を続けるチベット最大の塩湖「色林錯」

黄迪頴   2021年9月5日(日) 5時0分

古生物研究者の黄迪頴が、チベット最大の塩湖「色林錯」を紹介する。

古生物研究者の黄迪頴(ホアン・ディーイン)が、チベット最大の塩湖「色林錯」を紹介する。

チベット北部に位置する色林錯は自ら「成長」できる湖で、すでにチベットでは最大の塩湖となっている。全国では青海湖(青海省)に次ぐ2番目の広さを持つ塩湖だ。

色林錯の面積は1976年の1666.96平方キロから1990年には1722.39平方キロまで広がり、1999年には1798.95平方キロとなった。1976年から2009年にかけて約656平方キロ拡大し、2019年には2414平方キロとなっている。

色林錯流域は四方を山々に囲まれ、湖畔の湿地や水草は豊かで美しい。チベット北部の重要な牧場であり、高原の寒冷な草原生態系の中で絶滅危惧種が最も多い地域でもある。この広大な荒野ではチルーやチベットガゼルの群れが岸辺で餌を探す姿がよく見られる。(翻訳・編集/野谷

●黄迪頴(ホアン・ディーイン)

1975年、中国北京生まれ、博士課程指導教官。南京大学地球科学学部を1997年に卒業し、2005年1月、仏クロード・ベルナール・リヨン第1大学の博士号を取得。現在、中国科学院南京地質古生物研究所で中生代の昆虫の化石やその他、無脊椎動物の化石研究を行っている。これまで発表した研究論文は240本以上。

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