<写真特集>中国式夏休みの過ごし方、ある変化が発生中

盧新平   2018年8月11日(土) 13時56分

中国出身の盧新平が、「変わりゆく中国式夏休み」と題する作品を発表した。

中国出身の盧新平(ルー・シンピン)が、「変わりゆく中国式夏休み」と題する作品を発表した。

「中国式夏休み」とは、長い休みに入った子どもたちが塾や習い事に通いつつ宿題をし、家でテレビを見たりゲームをしたりして過ごす夏休みを指す。親たちは「将来の成功のためにこの時期の猛勉強は絶対」と考えているようだ。毎年、中国では夏休みが教育業界の「黄金期」となってきた。

ただ、こうした状況にも変化が生じている。夏休みを利用して家族旅行に出掛ける家庭が増えてきたのだ。中国旅遊研究院が発表した「避暑旅行ビッグデータ報告」によると、この夏は避暑旅行に対する関心、1人当たりの予算も上昇。7、8月に国内で避暑旅行に出掛ける人は延べ5億人前後に達する見込みだ。その目的地は海や山、草原や湖などのほか、都市周辺の農村部も含まれている。

この作品に登場するのは、家族と一緒に浙江省西部の山間部に出掛けた北京の小学生2人だ。親たちは「ずっと大都市で暮らしてきた子どもたちに農村生活とはどういうものかを知ってもらいたい」と考えたという。1人の子の母親は「旅行は子どもの教育にとって最高の場。世界がどれだけ大きいかを知って初めて、寛容で思いやりのある人間になれる」と話している。(翻訳・編集/野谷

●盧新平(ルー・シンピン)

1974年生まれ。南京大学卒業。航空気象予報員として関連する職業トレーニングに携わる。趣味は旅行、登山、撮影など。

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