<写真特集>愛蓮説―泥中に咲く清純

配信日時:2016年7月16日(土) 0時10分
画像ID  516125
宋代の儒学者・周茂叔の詠んだ詩「愛蓮説」。写真家・青島胡子はその「愛蓮説」に感銘を受け、蓮の写真を撮り続けている。
宋代の儒学者・周茂叔(しゅう・もしゅく)の詠んだ詩「愛蓮説」。蓮の花が、泥の中に根を張りながら汚れのない花を咲かせ、清らかな香りや高くまっすぐに伸びる茎が崇高である様を、君子に例えて讃えている。

青島胡子(チンダオフーズ)はこの「愛蓮説」に深く感銘を受け、蓮の撮影をライフワークとしている。これまでに撮影した蓮の写真は数万枚に及ぶ。

波一つ無い暗い水面に、色鮮やかな大輪の花がポッカリと咲いている。その花、そして今しがた泥の中から伸び上ってきたようなつぼみも、不思議なほど汚れとは無縁だ。その美しさは清純なだけでなく、力強くたおやかな生命力も感じさせる。

泥に染まらぬ蓮のように、どのような環境にいても、またどのような経験を経ても、誰しも人としての素晴らしさを損なってはいけない。青島胡子の撮影した蓮の写真には、そんなメッセージが込められているようだ。

すべて蓮の写真であるのに、一枚一枚が新鮮に目に映る。それは撮影者である青島胡子こそが、とめどなく変化する蓮の美しさに魅せられ続けているからかもしれない。(文/中野今日子)

●青島胡子(チンダオフーズ)
1957年、山東省青島市生まれ。16歳から写真の勉強を始め、肖像、風景、報道、スチールなど、多岐にわたって撮影する。蓮の撮影をライフワークとし、これまでに撮影した蓮の写真は数万枚に及ぶ。代表作に「睡蓮」「清 韻 浄 音」「秋日抒懐」など。
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