「鬼滅の刃」無限城編が中国公開されたら興行収入はどれほどになるのか―中国メディア

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2日、中国のポータルサイト・捜狐に劇場版「鬼滅の刃」無限城編が中国で公開されたら興行収入はどれほどになるのかを考察した記事が掲載された。写真は鬼滅の刃。

2025年10月2日、中国のポータルサイト・捜狐に劇場版「鬼滅の刃」無限城編が中国で公開されたらどれほどの興行収入になるのかを考察した記事が掲載された。

記事はまず、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来が世界的に大ヒット上映中で、現在までの世界累計興行収入は6億540万ドル(約893億円)に達している。これは世界映画史上初めて興行収入6億ドル(約885億円)を突破した日本映画である。その人気があまりにも爆発的であるため、『もし同作が中国で公開されたら最終的に興行収入はどれほどになるのか』と多くの人が予想しているのだ」と述べた。

続けて、「この問いに対しては、数億元という予想もあれば、10億元(約207億円)、さらには30億元(約621億円)とする人もいる。しかし筆者個人としてはやや過大評価ではないかと思う。劇場版『鬼滅の刃』無限城編のクオリティーは確かに高く、人気もすさまじいが、仮に中国公開となった場合、興行収入は3~6億元(約62〜124億円)の範囲に収まると考える。ここで必ず『それは少なすぎる。無限城編は世界各地で記録を塗り替えているのに、なぜ中国でその程度にとどまるのか』と反論する声も上がるだろう」とした。

その上で、「まず、日本のアニメ映画が中国で3億元を超えること自体が非常にまれであるからだ。例えば、劇場版『名探偵コナン』は長年にわたり中国で上映されてきたが、今年の『隻眼の残像(フラッシュバック)』でようやく3億元を突破したにすぎない。『ONE PIECE FILM RED』に至っては2億元(約41億円)にも届かなかった。確かに日本のアニメは中国で大きな影響力を持っているが、映画への集客力は想像以上に低い。事実、中国のアニメ映画の興行収入ランキングトップ10に日本アニメ作品は一つも入っていない」と説明した。

また、「興行収入は人気の高さと必ずしも比例しない。もしそうであるなら、中国で『鬼滅の刃』よりも人気や影響力が大きい『ONE PIECE』や『NARUTO -ナルト-』の劇場版が10億元を突破していてもおかしくないはずだが、実際にはそうなっていない。現時点で日本のアニメ映画が中国で記録した最高興行収入は新海誠監督の『すずめの戸締まり』で8億700元(約165億円)である」と言及した。

さらに「劇場版『鬼滅の刃』無限城編は『すずめの戸締まり』とは違う。『すずめの戸締まり』は予備知識がなくても劇場版単体で理解できるが、劇場版『鬼滅の刃』無限城編は完全にファン向けの作品である。多少のにわか層を除けば、一般観客が鑑賞することは少ない。なぜなら、原作漫画やアニメを見ていなければキャラクターすら把握できず、ましてやストーリーを理解することは困難だからだ。過去に中国で公開されたファン向けの日本のアニメ映画の最高興行収入は映画『THE FIRST SLAM DUNK』で6億6000元(約124億円)だったが、これが限界値だろう」と論じた。

そして、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編のクオリティーは映画『THE FIRST SLAM DUNK』をしのいでいるが、映画『THE FIRST SLAM DUNK』には圧倒的なノスタルジー効果がある。これは『鬼滅の刃』にはない強みである。以上の理由から、筆者は劇場版『鬼滅の刃』無限城編がもし中国で公開された場合、その興行収入は3~6億元に落ち着くと考える。ただし、これはあくまで筆者個人の分析にすぎない。中国で公開された際にどのような結果となるかは、実際の公開を待つしかないのである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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