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中国西部甘粛省酒泉市に世界初の「双塔一機」太陽熱エネルギー貯蔵発電所が建設され、10月1日に全システムのデバッグ段階に入りました。
中国西部甘粛省酒泉市に世界初の「双塔一機(2つの吸熱塔と1つの発電機)」太陽熱エネルギー貯蔵発電所が建設され、10月1日に全システムのデバッグ段階に入りました。
この70万キロワットの「太陽熱エネルギー貯蔵+」プロジェクトは、高さ200メートル以上の吸熱塔2基と、約2万7000個のヘリオスタット(太陽の動きを追跡し、太陽光を特定のターゲットに反射させる装置)から構成されています。ヘリオスタットは「光を追うヒマワリ」のように、角度を調整して太陽光エネルギーを効率よく捕捉します。鏡には特殊素材が使用され、より多くの太陽光を反射することができます。太陽熱エネルギー貯蔵発電所は、これらの鏡で太陽光を反射して吸熱塔の先端に集め、その中の溶融塩を加熱して「太陽光を貯蔵する」仕組みとなっています。溶融塩は常温で固体ですが、200度以上に加熱されると液状になり、その沸点は570度に達します。溶融塩には同じ体積の水の数倍の蓄熱能力があります。
2つの塔を設けた設計には、このプロジェクトの核心的なアイデアが隠されています。ヘリオスタットは反射の方向を調整できるため、太陽が東寄りにある午前中は、ヘリオスタットを東に向けて東塔に光を集め、また太陽が西よりとなる午後は、ヘリオスタットを調整して太陽光を西の塔に集めます。これにより単塔方式に比べて効率が24%向上し、また、24時間連続で安定した発電が可能となりました。(提供/CRI)
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