高速鉄道が定員超過により緊急停車、「切符ない客」が降ろされる―中国

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国慶節(建国記念日)の連休で大勢が移動する中国で、高速鉄道が定員超過により一時ストップする事態が起きた。

国慶節(建国記念日)の連休で大勢が移動する中国で、高速鉄道が定員超過により一時ストップする事態が起きた。中国メディアの現代快報が伝えた。

記事によると、トラブルがあったのは9月30日、杭州西駅から発車したG3754列車。乗客によると、定員超過を知らせるブザーが鳴ったことで途中の張家港駅で一時停車を余儀なくされた。

列車は約40分間停車。乗務員が乗り越していた一部の乗客を降ろし、固まっていた乗客を各車両に分散させるなどしてようやくブザーが解除され、運行再開に至った。その後、同様に定員超過により2度停車する事態が発生したが、停車時間は短かった。終着駅には約1時間遅れで到着したという。

鉄道サービス「12306」のカスタマーサービス担当者は「一部の乗客が短距離区間の切符を購入して長距離乗車をしていたため、乗客の数が減らず定員超過を招いた」と説明した。

これは、祝日などの混雑時に目的地までの切符が手に入らなかった乗客がとりあえず短距離の切符を購入して乗車し、券面の駅で降りずに乗り越し、後で精算するという手法。繁忙期対策などで黙認されてきたが、不正乗車に利用されたり、乗り越し料金を支払わない客がいたりするなど問題も起きている。

同担当者は「短距離区間の切符で長距離乗車をされると、列車の安全な運行に影響を及ぼす可能性があるのでやめてほしい」と呼び掛けている。

中国のネットユーザーからは「不正をして得をしようというやつが多い」との声がある一方、「これは一体誰の責任なのか」「(鉄道当局は)短距離の切符を買って長距離乗車をするなというが、短距離の切符が買えずに仕方なく長距離の切符で短距離乗車することもある。客が多く金を払う時は何も言わないくせに」「『席無し券(立ち乗り)』を売りすぎなんだよ」「席の数だけ販売しろ。立ち乗りは禁止しろ」「お巡りさん、深刻な定員超過です。事故になるので(運行会社を)取り締まってください」といった声も上がっている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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