「鬼滅の刃」我妻善逸の英語版声優の自作「雷の呼吸」スーツが話題―中国メディア

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30日、中国のポータルサイト・捜狐に「鬼滅の刃」我妻善逸の英語吹替版声優の自作「雷の呼吸」スーツが話題になっていると紹介した記事が掲載された。写真は鬼滅の刃。

2025年9月30日、中国のポータルサイト・捜狐に「鬼滅の刃」我妻善逸(あがつまぜんいつ)の英語吹替版声優の自作「雷の呼吸」スーツが話題になっていると紹介した記事が掲載された。

記事はまず、「多くの人にとって声優は裏方の仕事であり、声だけで観客と交流するという印象が強いため、基本的にその姿や顔を知られることはあまりない。しかし時代の発展とともに、日本では『声優』がアイドル化・職業化され、パブリックイメージや知名度によって業界内での地位を高めてきた。声優が作品と観客を直接つなぐ存在となり、その個人的な魅力(例えば容姿や演技スタイル)によりブランド効果を生みやすくなったのだ」と論じた。

続けて、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来は日本公開以降、世界中を席巻し、各国で好調な興行収入を記録している。同作の人気キャラクター・我妻善逸の日本語版を声優の下野紘(しものひろ)が担当していることは周知の通りだが、本記事では、英語吹替版を担当した声優のアレックス・ルが大きな話題となっていることを紹介したい」とした。

その上で、「彼が注目を集めた理由は、アレックスが自身のSNSで公開した『雷の呼吸スーツ』だ。この格好良すぎる衣装が登場するや否や、多くのネットユーザーを一瞬で引きつけた。『鬼滅の刃』を見たことがある人もない人も、通りすがりの野次馬もみんなこの話題に参加し、彼のセンスを称賛した。『雷の呼吸』とは善逸が使用する呼吸法だが、その要素を取り入れてスーツを装飾するという発想は意外であった」と言及した。

また、「この『雷の呼吸』スーツは単なるアイデアではなく、アレックス本人がデザイン画を描き、腕利きの仕立て屋と協力して完成させたものである。全体的には貴族風の洋装だが、随所に善逸へのオマージュが盛り込まれており、彼の作品への愛情がうかがえる。例えば、襟元やマントの内側の鮮やかな橙色は雷の呼吸の迫力を表現している。さらに胸元には日輪刀のつばのデザインが施され、袖口やマントの外側には稲妻模様があしらわれている」と説明した。

記事は、「アレックスは米国在住のベトナム系声優である。『鬼滅の刃』の善逸のほか、『スラムダンク』の流川楓(るかわかえで)、『俺だけレベルアップな件』の水篠旬(みずしのしゅん)なども演じており、さらに今年は、米国のAstra TV Awardsで『Best Lead Voice-Over Performance(最優秀主演声優賞)』を受賞した。英語圏ではすでに一定の知名度を有していたが、今回の『雷の呼吸』スーツによってより多くの人に彼の存在が知られることとなった」と述べた。

さらに、「アレックスはスーツのデザインの理念についても補足し、『王室の制服のような雰囲気を出しつつ、善逸の羽織のように風を受けて揺れる要素を入れたかった』と語った。彼はこの衣装をまとい、ハリウッドでで行われた映画プレミアに参加。当日は英語吹替版で慶蔵(けいぞう)を演じたチャニング・テイタムと日本語版の竈門炭治郎(かまどたんじろう)を演じる花江夏樹と並んで写真を撮影し、その豪華な3人の姿でファンを大いに沸かせた」とした。

そして、「これまで『声優は怪物だ』と言われてきたが、それは主に多様な声質を自在に操る能力を指していた。しかしアレックスは、優れた声優は『キャラクターの二次創作者』となり、声で魂を与え、創意で生命を延ばすことができると示してくれた。英語吹替版にあまり関心のない観客にとって、この『雷の呼吸』スーツは彼を知るきっかけとなるだろう。今や声優にもビジュアルや表現力が求められる時代だ。これほど業界の競争が激しくなるとは以前は想像もしなかったことである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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