チャオ・ルースー（趙露思）とウィリアム・チャン（陳偉霆）主演の中国ドラマ「許我耀眼」の配信が予想より遅れた原因の一つが配信開始後に明るみに出たとの話題が浮上した。

昨年9月のクランクアップ後、今年4月に配信許可を取得し、夏季シーズン登場が予想されながらも配信が遅れていた「許我耀眼」が26日、前ぶれもなく急に配信をスタート。この遅れについては、チャオ・ルースーが所属事務所との金銭問題や精神的圧力を暴露したことが大きな原因とみられている。

しかし配信スタート後、視聴者の間からチャオ・ルースーの口の動きとアフレコのせりふが合っていない場面が多数あると指摘の声が上がり、これも配信を遅らせた原因の一つと報じられた。

「許我耀眼」は富裕層出身になりすました人気キャスターのヒロインとエリート実業家との欺瞞（ぎまん）に満ちた結婚、そして歩み寄りを描くストーリー。ドラマでは上昇志向の強いヒロインの姿や上流階級の生活が必然的に描かれるが、中国国家広播電視総局では「炫富（シュエンフー）」と呼ばれる裕福さをひけらかす行為をコンテンツ関連のNG項目の一つとしている。このため、こういった場面の修正にかなりの時間と労力を要したのではないかと推測されている。

「許我耀眼」は昨年の撮影時、チャオ・ルースーが七変化する多様なファッションも大きな話題となり、中国のSNS・微博（ウェイボー）では関連トピックの閲覧量が10億回を超え、制作中の中国ドラマとしては過去最高の数字となった。配信スタート後、4話までにチャオ・ルースーが着用している衣装はすでに30着を超えており、こちらも改めて話題となっている。（Mathilda）