中国外交部の郭嘉昆報道官は9月29日の定例記者会見で、台湾当局がこのほど発表した海洋政策白書についての質問を受けました。同白書は、「中国大陸の海警船（海洋警察公船）が近年来、釣魚島周辺海域で頻繁に活動しており、海域の日本側の艦船や航空機、漁船を妨害し、釣魚島の主権をめぐる争いを際立たせている」などと論じています。

郭報道官は、「釣魚島および付属する島しょは中国固有の領土だ。中国政府は当然ながら、中国の領土と主権に対する挑発行為に対して必要とする一切の措置を講じて断固反対する。このやり方は合理的かつ合法的であり、非難されるべき点はない」と表明しました。

郭報道官はさらに「台湾海峡両岸は一つの中国に属す。国家の主権と領土の完全性を守ることは海峡両岸のすべての中国人にとって共通の責任だ。民進党当局は白黒を逆にし、是非を混同させている。民族の立場を完全に喪失している。中華民族全体の利益に対する裏切りだ。このような行為は、『台湾独立』勢力が政治の私利を追求するためならば手段を選ばず、絶対に守らねばならない最低ラインすら持ち合わせなくなったということを、改めて露呈するものだ。民進党当局の行為は必ずや、両岸の同胞に唾棄され、歴史による清算を受けることになる」と述べました。（提供/CRI）