中国中部で両生類の新種発見

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中国中部で両生類の新種が発見されました。

中国中部の湖北省宜昌市大老嶺で両生類のツノガエル科の新種が発見され、研究成果は9月26日、国際的な動物分類学ジャーナル『ZooKeys』に掲載されました。この新種は、発見地にちなみ「大老嶺ツノガエル」と命名されました。

湖北省宜昌市三峡大老嶺自然保護区管理局の科学研究チームはこのほど、保護区で両生類と爬虫(はちゅう)類の多様性調査を展開する過程で、未知のツノガエル科Boulenophrys属の両生動物を発見し、形態特徴の比較と分子系発育分析を経て、新種であることを確認し、「大老嶺ツノガエル」と命名しました。

大老嶺ツノガエルは主に標高1380〜1650メートルの亜熱帯山間部の渓流や周辺の草むらに生息し、毎年5月に繁殖期に入ります。成年個体の体型は中程度で、雄の体長は49.9ミリ以上、雌は60ミリ以下で、顕著な雌雄異形現象がみられます。

大老嶺保護区の責任者は、「大老嶺ツノガエルの発見は、ツノガエル科Boulenophrys属の種の多様性を示すだけでなく、湖北省西部の両生類の多様性研究と保護に重要な根拠を提供するものだ」と述べました。

保護区には目下、巫山ツノガエル、大老嶺ツノガエル、長陽ツノガエルのツノガエル3種が確認されており、研究チームは今後、その習性、繁殖行為および他の種との相互関係を系統的に研究し、地域の生物多様性保護戦略の策定にデータ面での支援を提供していくとのことです。(提供/CRI

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