アダム・スミス議員率いる米議会下院議員代表団が25日に訪中を終え、国際世論が広く注目している。前回の米下院議員代表団の訪中は2019年3月で、今回の訪中は米国の両党の声と米国民の中米関係への期待をもたらすものだった。

今回の代表団訪中に先立ち、中米首脳は電話会談を行い、中米関係の安定的発展を戦略的に指導したばかりだ。こうしたなか、米下院議員代表団の訪中は中米ハイレベルの交流強化の勢いを保ち、中米関係を安定させるための積極的な一歩である。

立法は国会議員が米国の対中政策に影響を与える主要な手段であり、歴史上、米国議会はかつて中米関係の発展のために建設的な役割を果たしたことがある。だが近年、米議会議員は頻繁に中国関連の消極的立法動議を提出し、一部の動議は最終的に可決され、法律に成立し、中国の利益を大きく損なっている。2022年のペロシ元下院議長の台湾訪問は中米関係にさらに大きな衝撃を与えた。これらはすべて米議会が学ぶべき教訓である。

中国人民大学国際関係学院の刁（チョウ）大明教授は次のように述べた。今回の訪中は米議員が中国の実際の状況を理解し、正しい対中認識を持ち、より理性的な態度をとるのに役立つ。中国は米議会が中国と中米関係を正しく見、両国の交流・協力を促進することを望んでいる。

今回の訪中は双方の意思疎通のルートを広げ、中米交流のために新たな窓口を開いた。訪問団団長のスミス氏は、このような交流がさらに必要だと述べた。米国議員の中国訪問は、米国の地方レベルで中国をより多く理解するのに役立ち、中国が米国の地方の訴えを理解するのにも役立つ。訪中期間中、北京市、上海市はいずれも交流と協力を深めたいと表明し、中米関係の「活力は地方にあり」、または新たな機会が生まれた。

現在、中米関係は安定傾向が見られ、容易に得られたものではない。今回訪中した米議員は、当面は中米の完全な合意を強要する必要はないが、少なくともまず「同じ本を読む」ことができ、意思疎通と対話を維持することが極めて重要だ。中国は米国と意思疎通を通じて懸念を解決したいと表明し、米国もより多くの対話を展開する必要があると表明した。米下院議員代表団が中国で見たことをフィードバックし、米議会が中米関係の良好な相互作用のために積極的な役割を発揮するようにするのを希望する。（提供/CRI）