【CRI時評】地球気候ガバナンス、重責を担う中国の約束

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中国の習近平国家主席は国連気候サミットでビデオ演説を発表し、三つの提言を提示するとともに、中国が進める新たな「国が決定する貢献」目標を発表した。

中国の習近平国家主席は9月24日、国連気候サミットでビデオ演説を発表し、三つの提言を提示するとともに、中国が進める新たな「国が決定する貢献(NDC)」目標を発表し、国際社会から高い評価を受けた。英国放送協会(BBC)はこの発表を「画期的な約束」と評し、多国間主義と国連支援を堅持する中国の姿勢を体現したものだと報じた。

地球規模の気候ガバナンスは目下、二つの重大な課題に直面している。一つは、気候変動の深刻化と極端気象の頻発に加え、過去10年間にわたり世界の温室効果ガス排出量が依然として増加傾向にあることだ。世界の年間平均気温の上昇幅は、昨年初めて1.5度を超えた。もう一つは、一部の大国が責任の履行を拒み、発展途上国が資金や技術支援の不足に苦しんでいることで、国際的な気候変動対策の協力が阻害されている。

今年は国連創設80周年、「パリ協定」締結10周年に当たる。協定に基づき、関係各国は5年ごとに自主的な「国が決定する貢献」を提出することが求められている。この重要な節目を迎え、グテーレス国連事務総長は特別に気候サミットを招集し、国際的な共通認識を結集し、連携して気候変動の課題に取り組む姿勢を明確にした。

中国の決意と行動は一貫している。2020年9月に開催された第75回国連総会で、習主席は中国のカーボンピークアウトおよびカーボンニュートラルの目標を発表した。それから5年後、習主席は「グローバル気候ガバナンス・イニシアチブ」の改善を新たに提唱し、関係各国に「揺るぎない信念」「責任ある取り組み」「協力の深化」を呼び掛けた。習主席が現状を踏まえて示した三つの提言は、国際社会が気候変動の課題に対処するための明確な方向性を示した。

気候サミットにおいて、習主席は中国の新たな「国が決定する貢献」パッケージ目標を発表した。今回の発表で特に注目を集めたのは、中国が初めて温室効果ガスの絶対量削減目標を提示し、全経済圏を対象とし、すべての温室効果ガスを含む点だ。この取り組みは、中国が生産方式と生活様式のグリーン転換を積極的に推進し、世界に模範を示すとともに、国際社会が気候変動の課題に取り組むための自信を鼓舞した。

グリーン・低炭素転換は時代の潮流だ。過去5年間、中国は世界最大で最速の再生可能エネルギー体系を構築してきた。中国はまた、国際社会のグリーン転換を積極的に支援し、1770億元(約3兆7000億円)を超える資金を提供・動員し、100を超える国と地域においてグリーンエネルギー協力プロジェクトを展開し、世界に向け継続的に「グリーン生産能力」を提供している。(提供/CRI

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