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中国・上海市の複数の小中学校で出された給食の料理を食べた児童・生徒らが異変を訴えた問題で、給食を提供した業者が情報を隠蔽した疑いがあるとして現地の公安当局が関係者を拘束した。資料写真。
中国・上海市の複数の小中学校で出された給食の料理を食べた児童・生徒らが異変を訴えた問題で、給食を提供した業者が情報を隠蔽した疑いがあるとして現地の公安当局が関係者を拘束した。香港メディアの香港01が伝えた。
保護者らによると、今月15日に市内の学校で提供されたエビと卵の炒めについて、児童・生徒らから「異臭がする」との声が上がり、口にした児童・生徒の中には嘔吐した者も出た。一部の学校は急きょ提供を中止し、代わりにパンなどを与えたという。
給食は上海緑捷実業発展有限公司が提供していた。報道によると、同日午前9時40分ごろ、市内のある小学校に駐在していた同社のマネージャーが配送されたエビの一部を下ゆでしたところ虫が混入していることを発見、情報は品質管理部門の責任者の銭(チエン)氏と経営者の張(ジャン)氏に共有された。
張氏は各マネージャーらに211校へのエビの供給をストップし、廃棄するよう指示した。ただ、情報共有が間に合わなかったためか、一部の学校ではそのまま提供されたようだ。
問題になっているのは張氏が16日に社内関係者に、エビの供給を止めた理由を「学校から『エビに細かい砂が混入している』との指摘があったためで、食品安全上の問題はない」と対外的に発表するよう指示していたことだった。当局は同社が情報を隠蔽しようとしたとみて、関係者を拘束し調べを進めているという。(翻訳・編集/北田)
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