中国外交部の郭嘉昆報道官は9月23日の定例記者会見で、「ここ数年、中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）の国々がさまざまな分野で展開してきた実務協力は実り豊かな成果を収めている」と述べました。

郭報道官によると、中国とASEAN諸国はこの数年来、さまざまな分野で着実に実務協力を推進し、実り豊かな成果を収めています。中国とASEAN諸国の2024年の貿易総額は1兆ドル近くに達し、双方は5年連続で互いにとって最大の貿易パートナーとなっています。2025年7月現在、双方の累計投資額は4500億ドルを突破しています。2024年から2025年にかけて、双方は共同で「中国・ASEAN人文交流年」のシリーズ活動を催し、人的往来と人々の心のつながりを効果的に深めています。また、連携してデジタル経済や人工知能、新エネルギーなどの新たな協力のハイライトを創出し、地域の質の高い新たな発展を促してきました。さらに、先日、成功裏に開催された第22回中国・ASEAN博覧会では70種類近い重要な新製品が初登場し、中国とASEAN諸国は発展の新たなチャンスを捉え、協力の新たな空間を切り開く無限の潜在力を秘めていることを反映しています。

郭報道官は「国際情勢が複雑であればあるほど、協力の方向を見極め、ウィンウィンの理念を確実なものにすることが求められる。われわれはASEAN諸国を含む各方面と相互接続を深め、手を携えて地域の一体化と経済のグローバル化を推進し、開放と協力による利益が各国人民により多くの恩恵をもたらすことを願っている」との中国の姿勢を示しました。（提供/CRI）